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モジュール構造(2)


■前後2分割式アルミダイキャストフレーム

 フレームは、高剛性のアルミダイキャストフレームを採用しています。アルミダイキャストは、高温高圧のアルミを金型内で射出成形して自由な形状の部品を製造できるため、融合設計による部品点数の大幅な削減と、生産工程の高効率化に伴う生産エネルギーの削減を実現します。

 具体的には電気を使う溶接・切削工程を不要としたほか、錆にくいアルミ材の使用で塗装工程も不要としました。これらによって、車体骨格完成までに必要な総エネルギー量は、従来製法(鋼管、鋼板の溶接)と比べ57%も削減。さらに、原材料にリサイクル性の高いアルミ材を使用するなど、徹底して環境に配慮したフレームとなっています。「クレア スクーピー」のフレームの基本骨格は前後2分割のモジュール構造とし、前部にはジョルノ クレアのフレームを変更したものを、後部フレームは新規に設計して軽量化と生産性を向上させました。

2分割フレーム構造図
■2分割フレーム構造図
開発フレーム
■開発フレーム

■技術解説■
U字型断面ダイキャストフレーム
 従来、ダイキャスト製法を用いた場合は、鋼管のように中空断面や、目の字断面のような閉じた断面構造が取れないため、高い剛性を得るにはより多くの容積を必要としました。特にダイキャストによる独自の形状が、捻れや曲げの力が発生した時の剛性に大きく影響し、加わる荷重の方向が変化すると、剛性が大きく変化するなどの課題がありました。

 また、一般的にダイキャストは鉄に対して変形しにくく、鋼管フレームと比較した場合、衝撃荷重の吸収には限界があり、しなやかさと剛性感を両立させることが困難でした。これらダイキャストが抱える課題を解決するために、断面基本形状をU字型にしてフロントからリアにかけて向きを反転させた構造(逆U字)を開発し、鋼管フレームと同等のスペース効率で、同等以上のしなやかさと剛性感を両立するアルミダイキャストフレームを実現しています。


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