crea SCOOPY - 2001.01

クレアスクーピーファクトブックへ
 

はじめに


 スクーターは、省スペースで維持費も安く、通勤や通学、買い物などに便利な機動性に優れる乗り物として、 幅広い年齢層のお客様に親しまれています。
 その一方で、地球環境の保全という社会的な要請が高まる中、スクーターを含めた二輪車にも排出ガスの クリーン化が望まれています。
 Hondaは、従来より「環境」を重要な技術テーマのひとつと位置づけ、研究・開発を行ってまいりました。
「PGM-FIシステム」や「エアインジェクションシステム」、VFRに搭載の三元触媒機構「HECS3」など、様々な機種・ 排気量に合わせた浄化技術を開発して、国内や海外の排出ガス規制に適合させた製品の拡充を図っています。
 1999年、Hondaの提案する環境技術「e-TECH」のもと、4ストロークエンジンの特性を活かし 「クリーンな排出ガス、格段に向上した燃費、優れた静粛性、耐久性」を持つ、世界初の水冷4ストローク 50ccエンジン搭載のスクーター、ジョルノ クレアを発売。
 「クレア スクーピー」は、ジョルノ クレアをベースに、さらに進化させた数々の性能と、ファッショナブルなスタイリングを兼ね備えた、Hondaの先進技術を結集した新世代のスクーターとして開発されました。

 

PGM-FI システム
(電子制御燃料噴射装置)

ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)の働きによって様々な運転状況に応じた、空気と燃料の理想的な混合気を供給することで、燃焼仮定での有害物質の低減とスロットルレスポンスに優れた出力特性を両立。

 
エアインジェクションシステム
(二次空気導入装置)
エアクリーナーからの空気を排気ポートに送り込み、酸素を排出ガスと結合させ、排気ポート以降の排出ガスの酸化を促進(燃え残りを再燃焼)することで、より完全な燃焼を促進し、未燃焼ガスCO、HCのの排出量の低減を図る4ストロークエンジンの排出ガス再燃焼システム。
 
HECS3
(三元触媒機構)
小型で軽量な円筒形触媒と、精密な空燃比制御によって浄化効果を高めるO2センサーを組み合わせることなどで、排出ガス中のCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NO2(窒素酸化物)を大幅に低減する、VFRに搭載の三元触媒機構。
HECS3(Honda Evolutional Catalyzing System 3)

 

ネーミング

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