スタイリング(2)


■マスの集中化
 フロントカウルからシートカウルにいたるまで、マシン構成部品の徹底した軽量化とコンパクト化を図ることで、さらなるマスの集中化を実現しています。
 よりコンパクトとなったフロントアッパーカウルは、従来モデルよりも30mm後方に配置しています。よりステアリングヘッドに近い位置にマウントすることで、コーナリング時の慣性モーメントによるハンドリングへの影響を低減しています。
 アンダーカウルもよりコンパクトな形状とし、エキゾーストシステムを限りなく密着した位置で取り囲みます。冷却風を効果的に供給しながらも、空気抵抗を低減させており、視覚的にも、また機能的にも優れた空力特性を強調しています。
 さらに、リアシートカウルのサイズもコンパクト、かつスリムな形状としています。
 このように、スタイリング面においても機能美を優先したうえ、細部にわたる徹底的な軽量化とマスの集中化を行うことで、より応答性に優れた軽快なハンドリングを実現しています。





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