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パワーユニット(3)


◎オート・バイパス・スターター

 どんな状況下での始動操作であっても適切な量の燃料を正確に供給するために、空気の追加供給を行なう新開発のオートマチック・バイパス・スターターを採用しました。
 このバイパス・スターターには、各スロットル・ボディに内蔵された小さなピストンが含まれており、これが開閉することによってバイパス通路の空気の流入が制御されます。ピストンが開いた場合には、空気が一気に燃焼チェンバーへ送り込まれ、燃焼を助けながらアイドリングスピードを一時的に増大させます。
 バイパス・スターター・システムにはアクチュエーターが装着されており、エンジンの温度に対応してピストン位置を自動補正します。低温下での始動の際には、このアクチュエーターがバイパス・スターターを開き、エンジンの温度に対して最適な量の空気を送り込みます。エンジンの温度が上昇するにつれ、バイパス通路の空気は不要となります。このためにアクチュエーターを通過する温度の上がった冷却剤が、システム内部に充填されたワックスを溶解して膨張させ、ピストンロッドを徐々に押し上げてゆき、最後にはバイパス通路の空気の通過口を閉鎖します。この段階でのスロットルボディへの空気量は適正値に達しており、バイパス・スターターなしでも安定したアイドリングが確保されます。
 オート・バイパス・スターター・システムにより、気象条件に関係なくスターターボタンに触れるだけの迅速な始動が可能になり、ウォームアップ操作も最小限に抑えられ、スムーズなエンジン出力の供給を実現します。

オート・バイパス・スターター

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