CBR1000RR - 2004.04

 

エンジン(7)


カセットタイプのトランスミッション 

 サーキット場がもつ個々の特徴に対応し、最適なギア選択を行なうため、カセットタイプのトランスミッションを採用。このトランスミッションには耐久性を確保するためギア比も含め、新設計としました。また、アウターギアシフトリンケージは、長いリンケージロッドがシフトレバーからまっすぐ上に伸びてシフターシャフトと連結しています。さらにエンジン内のシフトメカニズム本体は、エンジンの右側から左側に移し、チェンジ系の剛性確保をしています。
 クラッチは、従来のケーブル駆動システムから伝達効率を向上させた油圧駆動システムに変更。クラッチ径も、従来モデルの125mmから140mmへと拡大することで、レース使用時の基本性能を高めました。
 エンジン出力をリアホイールに伝達するドライブチェーンには、耐久性の強化と軽量化を同時に実現可能な新開発の#530ドライブチェーンを採用しました。


(カットモデル)
 



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