CB900 Hornet - 2001.10

CB900 Hornet
 

はじめに



 近年、ネイキッドバイクの人気はヨーロッパをはじめ世界中で急激な高まりをみせており、多くのライダーが、毎日の通勤から週末のツーリングにいたるあらゆるシーンでその軽快な走りを楽しんでいます。
 この人気の中心的存在といえるモデルが、Honda ホーネットです。ホーネットは、1996年に250ccが日本国内にデビュー。独創的なフォルムと250ccクラスでは異例ともいえるワイドタイヤの採用によって、日本のみならず全世界のファンから注目を集めました。1998年には、国内とヨーロッパ市場で600ccがデビュー。250ccと基本的に同一のフレームに、`98CBR600Fからのモディファイ・エンジンを搭載したホーネット600は、胸のすくようなパワーフィーリング、クイックで俊敏なレスポンスのハンドリング、そしてコンパクトながらもダイナミックなスタイリングによって、ヨーロッパ中に大センセーションを巻き起こしました。
 このホーネット人気はその後さらに加速し、ミドルクラスのフレームにリッタークラスのエンジンパフォーマンスを組み合わせた、新たなホーネットの誕生を待ち望むというニーズを生み出しました。
 これを受けてHondaは、新型ホーネットの開発に着手。エンジンを600ccから900ccにステップアップさせることでパフォーマンスの向上を図りつつ、ホーネット600のもつ都市部での優れた操作性や取り回し性を継承した第3のホーネット、CB900ホーネットを誕生させました。CB900ホーネットは、軽快かつ俊敏なハンドリング特性と900ccエンジンによる大迫力のダイナミズムを高次元で両立。これまでにないスーパーネイキッドとして、日本のファンの方々に新たなネイキッドバイクの魅力を提供できるものと確信しております。

 


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