パワーユニット(2)


●シリンダー・シリンダーヘッド

 今回のエンジンはロッカーアームを排し、カムがリフターを介して直接バルブを押す「直押しタイプ」を採用しています。これによってバルブの挟角は同じとしながらも、吸気ポートの短縮や形状の一新などにより、レスポンス性と吸入効率を向上させました。加えて軽量化やフリクションの低減にも貢献しています。
 シリンダーバレルのスリーブは、従来の圧入タイプから鋳込みタイプへと変更。軽量化に寄与しています。
 これらにより、実用域でのトルク増長とレスポンス性の向上、さらに大幅な軽量化を実現。さまざまなシーンで扱いやすい優れた出力特性を獲得しています。







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