オートカムデコンプ機構および、最適なセルモーターギアレシオとφ68mmトルク形モーターの組み合せによって、軽量コンパクトなスターターモーターの採用が可能となり、4サイクル250ccとして初めて小型・軽量のMF4AH(10時間率容量)バッテリーの採用が可能となりました。これによって優れた始動性能を発揮しながらも、従来型システムと比較し重量500g/体積比20%の軽量化が図られています。
スピードメーターには、8ビットCPUを搭載する多機能デジタルスピードメーターを採用しています。表示はLCDによって速度表示、12時間表示時計、24時間表示のストップウォッチ、2系統の加・減算可能なトリップメーター、初期値を設定できる減算トリップメーター、バックアップ電源不要なオドメーターなどの6種類の機能を搭載し、実用性のみならずエンデューロレースでの使い勝手にも配慮しています。 また、回転検出はカウンター軸からではなく、前輪から検出することによって、オフロード車特有のテールスライドによる誤差を極力少なくしています。 |
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ウインカーポジションには、CRM250Rで好評のシングルフィラメントの細かな点滅によってウインカー点灯時15w、ポジション点灯時5wの複合点灯を可能としたウインカーポジションリレー方式を採用しています。このシステムの採用によって、大型のダブルフィラメントバルブに替わって、小型バルブの採用が可能となりウインカーボディを小型・軽量なものとしながらも、被視認性の向上を図っています。
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ウインカー作動特性 | ウインカーポジション作動特性 |
従来XLR250RにはACホーンを採用していましたが、スーパーXR250/XR BAJAでは、バッテリー搭載に伴いDCホーンを採用しています。
スーパーXR250/XR BAJAのACジェネレータ容量の最適化を図ることで、通常アイドル回転数(1,300rpm)に対し1,100rpmから充電を可能としています。
スーパーXR250/XR BAJAは昼間走行での被視認性に配慮し、ヘッドライトを昼間点灯対応としています。
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