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VTR
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ハンドリング

 VTRのハンドリングは、ファイアーストームの考え方を継承しつつ、スタンダードロードスポーツにふさわしい“手応えのある軽さ”をテーマに、まったく新しい方法論で操縦安定性を成立させています。
 まず、前輪およびメインフレームのヘッドパイプ廻りで剛性の高いユニットを構成し、後輪およびスイングアーム廻りをエンジンに取り付けたピポットプレートに結合し、もう一つのユニットを構成しています。そして、このふたつのユニットを、最適な結合剛性を設定した左右各2箇所のハンガーボルトのみで結合しています。この構造にフレームのしなやかさが作用することで、低速時の軽快性を実現させるとともに、高速走行時には、後輪からの外乱を質量の大きいエンジンが受け止め、エンジンハンガー廻りで減衰させ、前輪側への影響を抑えることで高い安定性を発揮します。
 VTRではピポットプレートとリアフォークのアッセンブリーを操縦安定性の決定要素として利用しています。ピポット部の取り付けは、カラーの外側にベアリングを介してスイングアームを取付け、外側に左右のステップホルダーを載せ、ピポットボルトを貫通させて締め上げています。
スイングアームピポット
スイングアームピポット


 ディメンションは、低速時での軽快性を出すために、エンジンのクランクセンター部を基準としてヘッドパイプ位置を31mm前方/20mm下方に移動することで、軽快さの中にもバンク時の手応えやハンドリングの安心感を高めています。また、ホイールベースも1,410mmとショートホイールベース化しています。
 フレーム剛性の設定は、安定した接地荷重を得るために捻れ剛性を上げるとともに、ハンドリングの軽快性としなやかさを求めて横剛性を下げています。
 ライディングポジションの設定にあたっては、ロードスポーツに求められる軽快なスポーツ性と日常の使い勝手を両立させたおだやかで自由度の高いスポーティーなポジションを設定しました。
 一般的に、スポーティーポジションのモーターサイクルではエントリーユーザーを中心に低速走行時のハンドリングの重さが指摘されていましたが、VTRではピポットレスフレームの特徴である、低速で軽く、高速で安定が増すという特徴を活かした軽快なハンドリングを実現しました。
 また、ハンドル切れ角を左右35度に設定し、1,410mmのホイールベースとあいまって市街地でも十分な取り回し性を実現しました。


ディメンション
ディメンション



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