新開発CASTECの採用 |
最近のスポーツバイクのフレームは、メインチューブ1本のクレドール型から、より軽量・高剛性化を図るとともにフレームをもデザイン部品としたサイドパイプ式へと変化してきました。サイドパイプ式の最新型としては、ツインチューブフレームなどがあり、これらは機能的には優れているものの、溶接部が目につきやすく、しかもデザインが画一的になる傾向があり、フェアリング付のモデルに多く採用されています。
SPADAは、基本コンセプトから「さりげなく良いバイク」とするため、新しいフレームスタイリングを開発する必要があったのです。こうして生まれたのがホンダ・キャスティングフレーム・テクノロジー<CASTEC>です。この技術は、骨格形状、断面形状、表面凹凸形状、幅や太さ、肉厚などの多くの面で形態の自由度を高め、溶接箇所を最小限にしてフレームをシンプル化する効果も合せもっています。
SPADAでは、このホンダ・キャスティングフレーム・テクノロジーによって、幅狭のアルミ鋳造中空一体フレームとし、ニーグリップを最適化するとともに、前モデル比で、
|
(1) |
横剛性で22%の剛性アップ。 |
|
(2) |
ネジリ剛性で25%の剛性アップ。 |
|
(3) |
フレーム単体で25%=3kgの軽量化。 |
を実現しました。さらに、タンクやサイドカバーなどの外観デザインパーツやエンジンをCASTECフレームとインテグレートさせ、ノンカウルバイクのメカニカルな美しさを一層際だたせました。 |
|