VFR - 1998.04

VFR
VFR
 

パワーユニット



排気系
 排気系は4-2-1タイプとし、サイレンサーには、CBR1100XX Super Blackbirdに採用されたものと同タイプの大容量6.5Lのステンレスマフラーを1本出しで採用しています。

マフラー

高効率のデュアルラジエーターシステム
 VFRでは、VTR1000F同様エンジンのフロント部両側に各々一つラジエーターをマウントするデュアルラジエーターシステムを採用しています。このシステムを採用することで、従来避けられなかったフロントホイールの後方のエアフローの乱れによるラジエーターの冷却効率の低下を防ぎ、確実な冷却風の流れがラジエーターはもとより、フロント・リアのシリンダーバンクや排気システムに導かれ、熱気の排出を促進し、ライダーの居住性を向上させています。 デュアルラジエーターシステム

 フロントホイール後方の設計の自由度が増したことによって、エンジン位置の最適な配置、理想的なホイールベース長の設定が可能となりました。これにより、さらに高い運動性能と軽快なハンドリング性を実現しました。同時に、フロントシリンダーのメンテナンス性も向上させています。

 効果的な冷却風のフローを作り、大きな冷却容量を確保するために、サイドカウルに大型のラジエーターダクトを設定しています。これは、車速が上がるとともに、ラジエーターダクトを通過する風の流れで負圧が発生し、これによってラジエーターを介し、空気をフロントホイール後部の高圧側のスペースから効果的に導入するものです。 サイドカウル

 市街地走行等、エンジン冷却水の温度が上がった場合には、左ラジエーター表面に配置したサーモスタットの検知によって大型ファンを作動させ、強制空冷によってラジエーターを補助します。この場合、自動的にファンのスイッチが入り、冷えた空気をカウリング内部のスペースにダイレクトに取り込みます。



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