ニューVFRの開発にあたっては、当初より“デュアルキャラクター”と呼んでいる“快適性とスポーツ性を同時に併せ持つ特性”をさらに強調することで進化の方向性を決定しました。
具体的には、従来モデルで好評の快適さとスポーツ性をキープした上で、新たな
“ハイテク・リアルスポーツ・マシン”
としてのコンセプトを付加することで、各部の熟成を図ることとしました。

パワーユニットには、世界のスーパーバイクレースで活躍しているRVF/RC45と同様のフューエルインジェクション仕様の水冷・4サイクル・16バルブ・DOHC・90度V4エンジンをベースにストロークを延長した781・エンジンを搭載。フレームは、軽量高剛性のピボットレスフレームを新設計するとともに外観デザインも一新するなど、トータルバランスをさらに向上させながら、全くのニューモデルとして開発しました。
また今回、'99年から国内で新たに適用される小型自動二輪車(250ccを超える排気量)の排出ガス規制を先取りし、これに適合するシステムをいち早く採用しています。
これらによって、VFRはオールラウンドで優れた走行性能を実現するとともに、環境にも優しい4サイクルエンジンの排出ガス浄化システムを、このクラスでいち早く採用したモーターサイクルとして具現化しました。
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