1988年ホンダは、鼓動感溢れる走り味と、ゆったりと快適な乗り心地が味わえるカスタムモデルとしてSTEED400/600を発表。ロー&ロングな車体に、低・中回転域で力強い出力特性を発揮する狭角Vツインエンジンを搭載したこのモーターサイクルは、個性を求める若い世代を中心に幅広い層の支持を受け、以降、近年のカスタムモデルブームの牽引役となりました。
そして’95年、ますます多様化するユーザーニーズに応え、ラグジュアリーイメージの強いSTEED VLX(400/600)に対し、フラットバーハンドルを採用しシンプルイメージを全面に押し出したSTEED VCLをシリーズに追加。
さらに’96年には、一層力強くワイルドな外観デザインとするとともに、出力特性を向上させ鼓動感溢れる排気音を実現したSTEED VSEを追加するなど、常にその時代の最新技術で磨き上げたモデルを世に送り出してきました。
そして現在、STEEDシリーズは累計登録台数で約8万台〈’97年12月末現在、(社)全国軽自動車協会連合会調べ〉を記録するなど、カスタムモデルのベストセラーとして人気を博しています。
また、こうしたSTEEDシリーズの熟成の一方で、ホンダはカスタムモデル造りの基本指針である【SPIRIT OF THE PHOENIX】のコンセプトのもと、エモーショナルカスタムのSHADOW400/750やSHADOW AERO、パフォーマンスカスタムであるMAGNAやV-TWIN MAGNA、VALKYRIE等、カスタムモデルのラインナップの一層の充実を図って参りました。
そしてこの度STEEDシリーズは、さらなる個性を求めるユーザニーズに応えるべく、さらにローダウン化したロー&ロングな車体にスプリンガーフォークを採用し、また、フランジレスフューエルタンクをはじめとする、カスタムライクな装備を新採用したSTEED VLSを発表し、STEED VLXとともにホンダカスタムモデルのラインナップのさらなる充実を図りました。
 |
 |
STEED VLS |
STEED VLX |
|