Shadow AERO - 1998.03

Shadow AERO
Shadow AERO
 
スタイリング

 スタイリングについては、開発コンセプトである「新世代レトロシルエットのLONG&STRETCHフォルム」とキーワードである「スーパーレトロ」を具現化するために、下記の7項目に重点を置き開発を進めました。
  1. 新世代のLONG&STRETCHフォルムの実現
  2. 力強く引き締まったフロント廻りの実現
  3. 深く紋り込んだセクシーなフェンダー
  4. ロング&ストレッチを強調したフューエルタンク
  5. ゆったりとリラックスしたシート形状
  6. ロー&ロングのマフラーレイアウト
  7. カスタムメイド感を醸し出す高品位な部品構成

1.新世代のLONG&STRETCHフォルムの実現
スーパーレトロなシルエットとロング・ストレッチフォルムを実現するため、Shadow A.C.Eと比較して、ホイールベースを約30mm延長することによって、究極のロング・ストレッチフォルムを実現しました。

2.力強く引き締まったフロント廻りの実現
フロントサスペンションは、ワイドフォークスパンのフルカバードデザインとし、ウルトラ・ファット17インチ・フロントタイヤとマルチリフレクターレンズを採用したヘッドライトを組み合わせることによって、力強く引き締まったフロントビューを実現しました。
また、スピードメーターは薄型デザインを可能とする電気式を採用し、液晶デジタル式のトリップメーターとともに、ヘッドライト上面にマウントすることによって、ハンドルポスト廻りのデザインをシンプル化し、乗車時にライダーがおおらかな開放感を味わえるコックピット廻りとしました。
さらにインジケータ類は、シンプルかつ視認性を考慮した構成とし、トップ・ブリッジにまとめたレイアウトとしました。

ヘッドライト メータ


3.深く絞り込んだセクシーなフェンダー
前後フェンダーには、フロント、リアともスチール製を採用するとともに、深く絞り込んだ形状とすることによって、よりレトロ感を醸し出すデザインとしました。
またフロント・フェンダーには、リアグラブレールのデザインと同様のサイドモールを採用することによって、外観のダイナミックなデザインを強調しています。
リア フロント


4.ロング&ストレッチを強調したフューエルタンク
タンク フューエルタンクの容量は、Shadow A.C.E.に対し1Lアップし、16Lとしながらも、高さを約22mm低くし、幅を広げることによって、ロング・アンド・ストレッチなデザインを一層強調させるものとしています。また、クロームメッキを施したタンクキャップベースを採用することによって、高品位なイメージを醸し出しました。

5.ゆったりとリラックスしたシート形状
シートは、幅広の鞍型シートを採用するとともに、Shadow A.C.E.に対してシート高を5mm低く設定し、ゆったりとした乗り心地性を実現しました。

6.ロー&ロングのマフラーレイアウト
マフラーは、2inlのロングマフラーを低い位置に長くレイアウトし、フィッシュ・テールデザインのエンドピースと相まって、ストレッチフォルムをさらに強調しています。

マフラー

7.カスタムメイド感を醸し出す高品位な部品構成
ハンドルバー・スイッチをはじめ、レバー類、フロント・ブレーキ・マスターシリンダーには、ポリッシュドアルミニウム製を採用。またフォークカバー、エンジンカバーにもクロームメッキを施しています。さらにプラスチック素材の採用を、ヘッドライトケース、サイドカバー等にとどめ、金属パーツを多く採用することでハイクオリティ感を強調する部品構成としました。




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