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Shadow American Classic Editionの開発にあたっては、すでに好評のMAGNA、V-TWIN MAGNA同様、「SPIRIT OF THE PHOENIX」の基本コンセプトに基づき、HRA(ホンダR&Dノースアメリカ)と本田技術研究所朝霞研究所との密接な共同開発により進められました。
今回のShadow American Classic Editionの特徴としては、パフォーマンスカスタムに位置付けられるMAGNAやV-TWIN MAGNAといったパフォーマンス性を重視した新世代のアメリカンカスタムモデル群に対し、V型2気筒1,100ccエンジンを中心としたパッケージで、エモーショナル(情緒的)なデザインや鼓動感を大切にした走り味を求めるエモーショナルカスタムという位置付けとしています。
そして、具体的な開発キーワードを
「SPIRIT OF THE PHOENIX」のフラッグシップ
“GRAND & DIGNITY(車格と品格)”
と決定し、“アメリカ人の心の故郷に共感する”をテーマに普遍的な魅力を持ったフォルムと、感動と信頼の走行性能や機動性を具現化すべく開発をスタートしました。
これらの結果、Shadow American Classic Editionは、 '40〜 '50年代のアメリカン・オリジナル・デザインの様式美を継承するスタイリングに加え、現代の技術と信頼性を融合させたカスタムモデルを目指し、アメリカン・スタイルの普遍的な伝統である、深く重厚な前後フェンダーや幅広ハンドル、ワイドなティアドロップ(涙滴)タンク、タンクの両サイドのレトロ調で装飾的な立体エンブレム、片側水平に低く上下に配置した2本のテーパード(葉巻型)マフラー等を採用し、クラシカルでエレガントな色調のツートーンカラーのカラーリングとあいまって「アメリカン・トラディショナル」を色濃く表現したデザインとしています。
さらに、高い信頼性を発揮する水冷・V型・2気筒・1,099cm3エンジンは、低・中回転域のトルク特性の向上を図るため大幅なリファインを施すとともに、マイルドかつ力強い鼓動感溢れる乗り味を追求するため、パワーユニットには同軸クランクシャフトを採用しました。
今回のShadow American Classic Editionは、コンセプトの立案からデザインワークに至るまで、HRA(ホンダR&Dノースアメリカ)のスタッフが終始開発に携わり、アメリカ人のマインドを大切にしながら、全世界のカスタム・ユーザーが納得できる商品創りを目指しました。また、生産も米国オハイオ州メアリスビルのHAM(ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング)で量産するなど、日本とアメリカの技術者が開発から生産まで共同して行いました。
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VT1100C Shadow |
Shadow American Classic Edition |
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