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RACOON COMPO
RACOON COMPO
 
はじめに

 近年、身近で手軽な乗り物である自転車に対する社会的な認識は、 1997年12月の地球温暖化防止京都会議の開催など、地球環境への関心の 高まりも手伝って、省エネルギー・低公害・省スペース性といったメリットを 備える“環境にやさしい乗り物”として見直され、期待が高まっています。
 また、クルマ社会の発達に伴い、都市部とその近郊においては、交通渋滞や 駐車場不足などから、目的や移動範囲に応じて四輪車、二輪車、自転車、公共交通機関 などを上手に使い分ける必要があり、都市部の公共交通機関の補完的位置付けとして、 自転車問題に対し駅前駐輪場やレンタサイクル(共有化)、自転車専用道路などの 周辺環境整備の動きが全国レベルでスタートしています。
 こうした社会基盤の整備の一方で、生活者をとりまく環境を見てみると、 人口の集中化と地価高騰によって都市部の集合住宅化や丘陵地域の宅地開発が行われ、 通勤・通学圏が拡大しているのが現状です。また、目前に迫っている高齢化社会に 対しても、手軽で便利な新しいミニマムパーソナルコミューターが求められています。

 そして現代、多様化する社会生活を送る消費者の観点は、利便性の追求とともに 経済的なゆとりや余暇時間の増大から「心の充実」「健康」へとウェイトを置き、 レジャー指向(RVブーム)、フィットネス指向、エコロジー指向へと欲求がさらに 高まっています。
 ホンダはこのような時代の変化にマッチした“地球と人にやさしい”21世紀の 新たなモビリティー文化の構築を目指してこれまでも製品の開発を行って参りました。

カブ F型
カブ F型 (1952年)
 創業当初よりホンダは、1947年に発表した「ホンダA型」をはじめ、 「カブF型」(1952年)、「リトルホンダ」(1966年)、「ノビオ」(1973年)のほか、 25ccのコンパクトなエンジンを搭載した「ピープル」(1984年)など、 簡便な動力源を搭載した自転車に近いパーソナルコミューターを開発してきました。

ノビオ
ノビオ (1973年)

ピープル
ピープル (1984年)


ラクーン
ラクーン (1994年)

 また1971年には、これらの開発の中からペダル踏力の強弱によって原動機の出力を 増減させ、人力と原動機の補助力を融合する「ペダルアクセル」という技術概念を 確立し、1994年12月、パーソナルコミューターの原点ともいえる自転車の特性を 活かしながら登坂路や向かい風、荷物の積載時などの体力的な負荷を軽減すべく 『人』と『機械』を高次元で融合させた電動補助力によってペダルの踏力を軽減させ、 軽快に走れる電動アシストサイクルとして、26インチタイヤを装着した 「ラクーン」を発表いたしました。
 その後ラクーンは、「ラクーン20/24インチ」として1997年2月にモデルチェンジ。 お客さまがお求めやすい価格設定と合わせ、取り扱い性に優れた低床U字型フレーム デザインの採用、新アシストユニットによる航続距離アップ、バッテリー残量お知らせ ランプの追加、3.5時間ワンタッチクイック充電器など、利便性のさらなる向上を 図った結果、'97年の販売台数で前年比約200%の46,000台の販売を記録しました。

ラクーン 20 RX-3
ラクーン 20 RX-3 (1997年)

ラクーン 24 UX-1
ラクーン 24 UX-1 (1997年)

 また本年1月には、男性を中心とした幅広いお客さまのご要望に応え、軽快性が高く ファッショナブルなデザインの「ラクーン26インチ」を発表するなど、ホンダは常に、 都市部のライフスタイルと交通環境の変化に対応し、より多くのお客さまに電動 アシストサイクルの利便性と楽しさを感じていただくことを主眼に、その普及と さらなる使い勝手の向上を目指した製品開発を行って参りました。

ラクーン 26 LX-3B
ラクーン 26 LX-3B (1998年)

今回、この考えをさらに推し進めるべく、「遊び心と走る楽しさ」を兼ね備え 「軽快、コンパクトで乗用車への積載も可能」な全く新しい電動アシストサイクルとして、 「ラクーンCOMPO」を開発し、1997年「第32回東京モーターショー」をはじめ、 「東京国際自転車展」に参考出品し、多くの方々から“ホンダらしい面白いコンセプト” という高い評価を頂きました。

 この度「ラクーンCOMPO」の上市にあたり、市場の活性化を目指してよりお求めやすい 価格設定とするとともに、電動アシストサイクルのさらなる利便性を広げる、 21世紀の新しい都会派コミューターとして発表いたします。

ラクーンCOMPO
ラクーンCOMPO



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