CRM250R - 1991.03

CRM250R
CRM250R
 
開発のねらい

 ニュー・CRM250Rは、世界各地の不整路で行われているモトクロス競技で大活躍している競技専用車「CRシリーズ」で得た高度な技術をもとに、本格的なオフロード走行からツーリングまで幅広い用途で粘り強くなめらかな走りが楽しめるランドスポーツ・バイクとして開発したものです。
 とりわけ、近年身近なアウトドアスポーツとして人気が高まっているエンデューロ走行での高いパフォーマンスを意識し、
「オフロードを走れば走るほど、もっと自由に力いっぱい走りたい」
という、オフ志向の人たちの欲求を満たすことを目指しました。
 そのために、エンジンは250ccのパワーの優位性をベースに、エンジン本体から吸・排気系にいたるまで徹底的にリファインすると同時に、RCバルブ制御と点火時期制御のPGM化を図ることによって、低速域から高速域まで幅広い領域で一段とリニアリティとトラクション性に優れた俊敏な出力特性を実現しました。
 また、前・後のサスペンションやフレームも一新し、優れた悪路走破性と操縦性能を実現。さらに、ひとつひとつのパーツをエンデューロ使用時の耐久性まで考慮にいれた設計とすることで、市街地走行から高速道路まで、オンロードでの優れた使い易さをそのままに、総合性能に優れたポテンシャルの高いマシンに作り上げることをねらいました。

開発のねらい



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