CRF 450R | CR 250R/125R/85R/85R2 - 2002. 08

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パワーユニット(3)


●キャブレター
[CR250R]
 キャブレターは、俊敏なスロットルレスポンスをもたらすTMXφ38タイプ。リードバルブは、新たに8葉式を採用しています。また吸入方向をストレートに変更し、低回転域のレスポンスをアップさせました。さらにサブリードバルブを廃止し、エンジンの出力特性を最適化。加えてレクチファイアはキャブインシュレーターと別体とし、リードバルブに組み込むことでデッドスペースを減少させています。

[CR125R]
 キャブレターはTMX-χタイプを採用。エンジン特性に合わせてメインボアをφ36mmからφ38mmへと拡大しました。またリードバルブを大型化し、最大出力をアップ。さらにサブリードバルブを追加し、低回転域では高いレスポンスを、高回転域ではリニアな特性を獲得しています。さらにレクチファイアはキャブインシュレーターと別体とし、リードバルブに組み込みデッドスペースを減少させています。


Photo:CR250R

●排気系
[CR250R]
 チャンバーはワークスマシンの諸元値をベースにして、オーバーレブ領域の出力特性の向上を追求しています。

[CR125R]
 チャンバー最大値を110mmから115mmへ、サイレンサーはパンチングパイプ内径の最適化もはかり、エンジン特性とあいまって、パワーバンドのワイド化を実現しています。


●電気系
[CR250R]
 エンジンのリファインにともない、点火時期とRCバルブモーションの最適化を図っています。

[CR125R]
 エンジンのリファインにともない点火時期を最適化。イグニションコイルも変更し、レスポンスを向上させています。



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