CR 250R/125R - 1999.07

CR250R/125R
CR250R/125R
 
パワーユニット5

また、さらなる戦闘力の向上を図るため、以下の変更を施し各部の限界耐久性を向上させました。

●ピストンのスカート形状およびピストンピンボス上肉厚の変更
●メインシャフト内圧入ブッシュ材質の変更
●クラッチリフターロッドの熱処理範囲変更
●ミッション3速ギアの歯元にショットピーニング処理追加(WPC処理)

ピストン形状比較
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デジタル点火時期制御システム
ワークスマシン同様、16ビットCPUによる3Dデジタルマップ制御を採用しています。これによって、各回転数毎に最適な点火時期を設定するとともに、エンジンの回転加速度に応じた最適な点火時期を制御します。
  トランジェンド時の特性向上 CR250R 点火時期特性

これらによって、低・中回転域でのスロットル急開時におけるトルクの立上がりの遅れが改善され、最適なパワーデリバリーを実現させることによって、全域で扱いやすいエンジンとするとともに、耐久性もさらに向上させました。

エアクリーナー
ケース容量とコネクティングチューブ長を再検討し、ケース容量を約35%アップ、コネクティングチューブもケース容量とのバランスを考慮し、長さを15mm短縮、スロットルのレスポンス性及び高回転域でのストレスのない回転上昇に寄与しています。

ラジエーター
新型フレームの採用に伴い、左右分割タイプを採用。また、ラジエーターコアのチューブ幅や搭載角度の見直しによって単体冷却効率を7.5%向上させ、エンジンの熱ダレを解消させています。

 



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