CR 250R/125R - 1999.07

CR250R/125R
CR250R/125R
 
開発のねらい1

2000年型CRの開発にあたっては、CR125R/CR250Rともに、信頼性は継承しつつ、エンジン性能、操縦安定性能、サスペンション性能のすべてにおいて扱いやすさを向上させ、定評のある戦闘力をさらに高めることを開発の目標としました。


【CR125R】
今回、フルモデルチェンジを行ったCR125Rでは

1. クラス最高の出力とレスポンス性を持つエンジン性能
2. 安定性と自由度の高い操縦性に加え、扱いやすさを両立させた操縦安定性能
3. 乗り心地性に優れ、限界性能の高いサスペンション
4. 幅広いライディングに対応した、自由度の高いライディングポジションと車体のスリム化
を目標として開発いたしました。

まず、エンジンについては、今回、R.C.バルブ(Revolutionaly Controlled Valve)を採用するなど、排気デバイスを一新するとともに、シリンダー、シリンダーヘッド、吸排気系のすべてを新設計とすることによって、低回転域でのパワー感とレスポンス性を向上させると同時に強力な中高回転域のパワーを実現しています。
サスペンションは、フロントフォークに新構造の気液分離システムを新採用し、減衰力特性の向上を図っています。

1996年に登場した'97CR250Rに採用のアルミ・ツインチューブフレームは、過去3年間、モトクロス世界選手権、全日本モトクロス選手権の実戦において高い性能を発揮してまいりました。2000年型CR125R/CR250Rは、2シーズンにわたりワークスマシンで開発・熟成を重ねてきた第2世代アルミ・ツインチューブフレームをベースに、剛性バランスの最適化を行い、操縦性の自由度と扱いやすさの向上を図り量産化いたしました。
同時にスイングアームにも、新ダブルテーパー・スイングアームを採用し、安定性と操縦性の自由度を大幅に向上させると同時に、扱いやすさの向上も図っています。
さらに、ライディングポジションを見直し、スリムな外観、より自由度の高いフットペグ、シート、ハンドルポジションによって、アグレッシブで自由度の高いライディングを可能としています。

CR125R




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