まず、エンジンについては、今回、R.C.バルブ(Revolutionaly Controlled Valve)を採用するなど、排気デバイスを一新するとともに、シリンダー、シリンダーヘッド、吸排気系のすべてを新設計とすることによって、低回転域でのパワー感とレスポンス性を向上させると同時に強力な中高回転域のパワーを実現しています。
サスペンションは、フロントフォークに新構造の気液分離システムを新採用し、減衰力特性の向上を図っています。
1996年に登場した'97CR250Rに採用のアルミ・ツインチューブフレームは、過去3年間、モトクロス世界選手権、全日本モトクロス選手権の実戦において高い性能を発揮してまいりました。2000年型CR125R/CR250Rは、2シーズンにわたりワークスマシンで開発・熟成を重ねてきた第2世代アルミ・ツインチューブフレームをベースに、剛性バランスの最適化を行い、操縦性の自由度と扱いやすさの向上を図り量産化いたしました。
同時にスイングアームにも、新ダブルテーパー・スイングアームを採用し、安定性と操縦性の自由度を大幅に向上させると同時に、扱いやすさの向上も図っています。
さらに、ライディングポジションを見直し、スリムな外観、より自由度の高いフットペグ、シート、ハンドルポジションによって、アグレッシブで自由度の高いライディングを可能としています。
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