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倒立タイプ・フロントフォーク |
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CR125Rに新たに倒立タイプ・フロントフォークを採用。アウターチューブを専用で設定し、独自のセッティングとあいまって125に最適の性能を実現。 |
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低フリクション化を徹底追求し、一層スムーズな作動性を実現。(250/125) |
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1. |
ガイド/スライドの両ブッシュに両端をテーパー状とするクラウニング加工を施すと同時に、ガイドブッシュ・ハウジング部もテーパー状とすることによって、スライドパイプのしなりにジャストフィットする形状としている。
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2. |
ガイドブッシュに2本のオイル溝を設け、油膜保持力を向上。 |
フロント・サスペンション
ガイドブッシュ部断面 |
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3. |
アクスルホルダーをR/L共、キャップ割り締めタイプとし、ネジリ剛性を高めると同時にフリクションも低減。 |
4. |
油膜保持力を向上させるため、添加剤を改良した*クッションオイルを新開発。 |
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名称 | 「ホンダ ウルトラクッションオイル・スペシャル」 |
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新オイルロック機構を採用(250/125) |
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1. |
オイルロック位置をボトムに近づけることによって、エアレーションの影響を低減。より安定したオイル・ロック効果を実現。 |
フロント・サスペンション
オイルロック機構 |
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2. |
シリンダーと新オイルロック・カラー間の流路絞り効果やバルブセッティングとあいまって、低速から高速まで、より優れた減衰力特性を実現。 |
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従来からの特徴である大径薄肉構造(スライドパイプ:φ45mm/t1.7mm)によって軽量・高強度を両立。さらに、シリンダーとスプリングの並列構造が可能となり、アクスル下の突き出し量を極小化。 |
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大型プロテクターの装備によって、フォークスライド部のプロテクション効果を高め、しかも、正立フォークと同じブレーキホース配管が可能となり、ホースがグランドヒットしにくいレイアウトが可能となり、同時に優れたエア抜き作業性も確保。 |
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(2) |
ステアリングステムComp.(250/125) |
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ステムは、大径中空のアルミ製を採用し、強度と軽量化を両立。サイズアップしたテーパーローラー・ベアリング(下側)も薄型の専用設計とし、軽量化に貢献。 |
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(3) |
フロント・アクスル(250/125) |
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バネ下重量軽減のため、中空フロント・アクスルを採用。 |
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(4) |
ハイブリッド式スイングアーム(250) |
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軽量で強度・精度に優れたハイブリッド式スイングアームは、鋳造のクロスボディ部を一新し、剛性バランスを改良すると同時に、軽量化をも実現。 |
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(5) |
プロリンク・レシオ(250) |
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プロリンクは、レシオ特性をより直線的でレシオ変化の大きい方向へ変更。スムーズなストローク感と、ライダーの体重差やコース状況の違いなどへの対応幅の大きい特性を得ている。 |
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(6) |
リア・クッション(125) |
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リア・クッションは、バンプ・ストップラバーの容量を2倍(対'89比)に設定し、セッティング改良と合わせ、ビギニングからフルボトムまでよりスムーズで腰のある作動特性を実現。 |
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サブタンク一体式のアルミダンパーケース内面に硬質アルマイト処理を施し、クッション性能の経時変化を低減。(250/125) |
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リアホイールAssy.(250/125) |
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タイヤは、ショック吸収性/コーナリング時のグリップ性/重量に優れた18インチサイズを踏襲。'90では、パターン・構造を変更し、より幅広い路面コンディションに適合させている。 |
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リムの断面形状を変更し、強度を高めている。 |
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ドリブンスプロケットは、ワークスモトクロッサーと同じA7075-T6のアルミ材を採用し、優れた耐摩耗性を得ている。 |
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(8) |
チェーンガイド(250/125) |
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耐摩耗性に優れたポリウレタン系材質のチェーンガイドは、一体成形した樹脂部をU字型のアルミ部材で覆った新形態とし、高強度・高剛性化を図ると同時に、より大きなグランドクリアランスを確保し、倒立フロントフォークとマッチした高いワダチ走破性を実現。 |