CB400 FOUR - 1997.04

CB400
CB400 FOUR
 
フレーム/足廻り

 ハンドリングは、多くのネイキッドモデルの軽快なハンドリングとは一味違う、ずっしりとした手応えのある大排気量車を彷彿させるハンドリングを目指しました。味付けにあたっては、ダブルクレードルフレームとスポークホイールの組み合わせによって全体の剛性バランスとディメンションを決定し、狙いとするハンドリング特性を実現しています。

 フレームボディは、フロントクロスパイプを追加し、エンジンマウントのステーの剛性を向上させることによってエンジン搭載状態での剛性を向上させています。
 また、ディメンションはフロント18インチホイールの採用とあいまって、ヘッドパイプ位置を変更しキャスターを起こしぎみのセッティングとしています。

ディメンション比較図
ディメンション比較図

 

 足廻りは、スポークホイールを採用しながらも現代に合った操縦性を求め、ホイール剛性を上げる方向で細部の設計を煮詰めています。リムサイズは、フロント3.00-18/リア4.00-17とし、スポーク数を前後とも48本とし、4.5mmの1段落としのサイズを採用することで狙いとした高剛性を達成しています。また、アルミリムを採用しバネ下重量の軽減を図っています。

 フロントフォークは大径のφ41mmを採用。また、スイングアームは角パイプと鍛造のエンドピースを組み合わせることで足廻りを信頼感あるものとしています。

 制動系は、フロントにφ296mmのフローティングディスクをダブルで装着し、焼結パッドを組み合わせて装備した高効力のブレーキシステムとしています。
 リアブレーキはφ240mmのディスクプレートを装備し、コントロール性に優れたシステムとしています。




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