「低回転域でのスムーズな出力と高回転域でのパワフルな出力」で定評のあるCB400 SUPER FOURの水冷・DOHC・4バルブ・直列4気筒エンジンをベースに、CB400
SUPER FOUR バージョンRには、新たにスロットル開度に連動して最適な点火時期を供給するPGM-IGコントロールシステム(電子制御点火システム)の採用や吸・排気系の変更などを行いました。
具体的には、
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バルブタイミングとバルブスプリングのバネレートの変更によって、出力ピークの回転数をCB400 SUPER FOURと比較して1,000rpm上方に設定することで、一層幅広いパワーバンドとするとともに、中・高回転域での出力特性を向上。
バルブタイミング比較
バルブスプリング断面形状比較
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排気系は、CB400 SUPER FOURの4-1集合に対して、排気慣性を利用した180°集合の4-2-1タイプとするとともに、エキゾーストパイプの口元へ連通管を新設し、さらに、ボリュームアップされたアルミサイレンサーの採用とあいまって、エキサイティングな出力特性を実現。
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吸気系は、CB400 SUPER FOURに対して、#2と#3のエアファンネルの長さを変更して排気系とのマッチングを図ると同時に、キャブレターセッティングの変更とあいまって、低回転域から高回転域に至る幅広い回転域で、スムーズで痛快なスロットルレスポンスとリニアリティを実現。