CB400 SUPER FOUR 1992.04
- 1992.04
ボディサイズについては、ホイールベースを1,455mmとし、ワンクラス上の堂々としたものとしました。
そして、骨格となるフレームには、他の機能部品との協調を図り、必要以上にその存在を主張することなく、モーターサイクルの持つ“自然な美しさ”を表現するとともに、ライダーにストレスを与えないおだやかな操縦特性を基本に、エキサイティングな走りにも応えられる設定としています。
また、大径の丸型断面鋼管によるダブルクレードル・タイプを採用し、フロントエンジンハンガーをオフセットタイプにすることで直列4気筒エンジン特有の2次振動成分を低減させ、ライダーに心地良い走りのテイストをもたらします。
そして、ネイキッド・ロードスポーツの美しさの本質となるフューエルタンクのデザインは、“力をぬいた強靭な筋肉”をイメージし、周囲を威圧することなく、内に秘めた十分な力と存在感をアピールできるものとしています。同時にそれは、時に優しい顔を持ち、人に安らぎを与えられるだけの包容力を秘めたカタチであると考えます。このタンク形状は、「CB400 SUPER FOUR 1992.04」を象徴するひとつの重要なアイテムです。また、タンク容量は18Lとし、ロングツーリングに十分対応しています。 |

さらに、その力強いデザインのタンク形状に、さらに勢いをつけるアイテムがリアカウルだと考えました。そして、「CB400 SUPER FOUR 1992.04」のリアカウルは躍動感を表現するために、跳ね上がり気味のフォルムとしました。それは、どのようなスピードで走行していても感じることのできる躍動感であり、タンクの力強さにふさわしい完結された余韻でもあります。
またテールライトには、近年のホンダの直列4気筒のアイデンティティでもある丸型2灯式の尾燈をリアカウル内に融合させ、まったく新しいネイキッド・ロードスポーツのイメージを創り上げています。
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サイドカバーは、タンク、リアカウルに比べてプレーンな面構成としました。このサイドカバーの形状は、各部のボリュームを強調させながらも、緊張感で全身を引締める存在でもあり、他のアイテムやパーツ類の主張を一体化し、マシン全体としてのセクシー&ワイルドなフォルムを印象づける大きな役割を果たしています。
メーター廻りは、メーターハウジング部にクロームメッキ処理を施し、質感を高めています。また、インジケーターランプのベース部にはヘアーライン加工のアルミプレートを採用し、モーターサイクル本来の美しさを強調する仕上げとするとともに、インジケーターランプの配列も確認しやすい横一列とし、視認性の向上を図りました。 |

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