CB1000 - 1992.11

CB1000
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はじめに

 国内の自動二輪市場は、'89年にはスーパースポーツブームの低迷によって、一時縮小したものの、'89年以降は安定基調で推移。その後、'91年4月の自賠責保険料の引き下げや、各社のニューモデルインパクトなどの要因も加わり、堅調に推移しています。
 排気量別に見ると、750ccを超える自動二輪は、ここ数年、順調にその市場を拡大し、その推移を登録台数で見ると、'87年には全自動二輪の登録台数119.9千台中、オーバー750ccクラスは12.4%の14.9千台を占めていたのに対し、'92年(推定)には、全自動二輪122.0千台中、21.3%にあたる26.0千台にまで成長するものと推測され、ここ5年間でほぼ1.8倍の伸びを示しています。また、'88年には、401〜750ccが16.5千台、オーバー750ccが20.1千台となり、その構成比を逆転するなど、今後もこの増加傾向は続くものと思われます。

 このビッグバイクへの人気の高まりは、国内の自動二輪市場の成熟とともに、よりステイタス性のあるオーバー750ccクラスへの憧れを持ったユーザーが増えてきたことの表れと考えられます。

 「CB1000 SUPER FOUR」は、このような背景を踏まえ、“次代を担うホンダのネイキッド・ロードスポーツはどうあるべきか”というテーマを徹底追求し、バイク本来の普遍的な魅力を全面に押し出しながら、次代にふさわしい設計思想で磨き上げ、存在感のあるステイタスモデルとして開発したネイキッド・ロードスポーツバイクです。

ポジショニング
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