That’s FACT BOOK
That’s 2002.2.7


こんな「Honda」があってもいいのではないだろうか。

Hondaはつねに、新しいクルマを創造するとともに、
クルマのある生活の楽しさを提案しています。
そんななかで、私たちはこれまで、たとえばスポーツカーでは「走りそうな」、
マルチワゴンでは「広くて使いやすそうな」といった
クルマとしての機能や性能をそのまま感じさせるクルマづくりを行ってきました。
今回、新しいクルマを開発するにあたり、
私はこうした機能・性能を進化させながら、クルマを表現するカタチを
それらと切り離した別の視点で発想してみてはどうだろうかと考えました。
「個の時代」と言われて久しい現在、クルマをもっと気軽な存在として、
生活を形成する身のまわりのモノと同じような感覚で捉えてみても
いいのではないか、と感じたのです。
使う人の生活スタイルに心地よく溶け込める、お気に入りアイテムのようなクルマ。
そんな、個人の観点で選んでいただけるようなクルマを創ろうと思いました。




繁 浩太郎(しげ こうたろう)
(株)本田技術研究所 主任研究員
1979年、(株)本田技術研究所入社
艤装設計を経て、CR-Xデルソル、
ライフ等のLPLを担当。
今回That’sのLPLを務める。
趣味はバンド活動(主にオールディーズ、
GS/パートはベース、ギター)。
愛車はCR-Xデルソル、MG-B。
オープン好きだが風邪をよくひく。


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