ホンダ新世代・超低燃費テクノロジ− - 1999.07

Technology

ホンダ新世界・超低燃費テクノロジー
 
新骨格アルミボディ 衝突安全設計ボディ

35Km/L ホンダ独自の「Gコントロール技術」により、
世界最高水準の安全性を確保しました。

ホンダ独自の「Gコントロール技術」を導入。衝突安全設計アルミボディを実現しました。
効果的なクラッシャブル構造で衝撃(G)を吸収するフロントサイドフレームをはじめ、前面、後面、側面それぞれの 衝撃に効果的な構造を採用することで、全方位からの衝突に対応する優れた衝突安全性能を確保しています。

衝突実験 G-CON

■衝突安全の基本となる、フロア構造。
キャビンフロアは、大断面の押し出し材と 高剛性ジョイントによるしっかりとした土台で、 衝突による変形量を最小限に抑えます。 キャビンフロアの周囲には、押し出し成形材 の特性を活かしたフレーム構造が、 前後左右からの衝突エネルギーを効率良く 分散・吸収し、衝撃をコントロールします。 フロア構造図
前面衝突対応
フロントサイドフレーム構造図 フロントサイドフレーム構造図写真
ショートノーズで効果的に衝突エネルギーを吸収する、
六角形断面フロントサイドフレーム。
限られたエンジンルーム内で、効率良く衝突エネルギーを吸収するために、アルミ押し出し成形材の特性を活かした、リブ付き薄肉断面のフロントサイドフレームを採用しました。正三角形を集合させた六角形断面構造によって、軽量な構造でありながら、前面衝突時のエネルギーを効果的に吸収。これにより、エンジンルームのコンパクト化が可能になりました。

フロントサイドフレーム構造図 フロントサイドフレーム構造図写真
■アルミの特性を活かして効果的に衝撃を吸収・分散。
第1ステージ/六角形断面のフロントサイドフレーム先端部を圧縮崩壊させることで衝突エネルギーを効率良く吸収します。
第2ステージ/フロントサイドフレーム後半部が 屈曲することで車体にかかる衝撃をコントロール。 乗員への衝撃を緩和します。

後面衝突対応
H型
リアサイドビーム、リアサスペンションが衝突エネルギーを効果的に吸収・分散。
リアフロアフレームが後面からの衝突エネルギーを 効果的に吸収。さらにH型トーショナルビームと タイヤが衝撃を分散することで、キャビンや ホンダIMAシステムへのダメージを抑制します。
 
側面衝突対応
ミドルクロスメンバー解析図
側面からの衝突エネルギーを効果的に分散・吸収。
衝突エネルギーを直接受ける高剛性なセンターピラーやサイドシルと、ボディの左右をつないだ高剛性なクロスメンバーがサイドからの衝突エネルギーを効果的に分散し、吸収することで、キャビン変形量を最小限に抑えています。

全方位衝突に対応しています。
新骨格軽量アルミボディは、日・米・欧の公的衝突安全基準を上回るホンダ独自の高い基準を設け、 実車値で前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面・後面衝突50km/hをクリア。 全方位で世界最高水準の衝突安全性能を確保しています。




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