Stream - 2000.10

STREAM
Stream 2000.10.26
エンジン

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DOHC i-VTECは高知能なバルブコントロール技術。
i-VTECシステムは、ホンダ独創のVTECに加え、新たに吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御していくVTC(Variable Timing Control)を組み合わせた、先進の高知能化バルブタイミング・リフト機構です。
豊かなトルク、低燃費、低排出ガスというそれぞれ異なる要求特性に対して、VTECによる吸気バルブタイミング・リフトの回転制御と、VTCによるバルブオーバーラップ(吸気バルブと排気バルブの両方が開いている状態)と閉じ角の負荷制御を、より緻密に行うことで異なる3つの要求特性をきわめて高い次元で達成しました。
i-VTEC DOHC
I-VTECのシステム構成図

VTC(連続可変バルブタイミング・
コントロール機構)

吸気側カムシャフトと同軸上に設けたVTCアクチュエーターを油圧によって回転させることで、バルブタイミングをエンジン回転数とその時の負荷に応じて連続的に変化させます。
VTCアクチュエーター


あわせてインテークマニホールドの管長も制御。
DOHC i-VTECとあわせ、豊かな低中速トルクと高回転・高出力を両立させるために、ロータリーバルブ式可変管長インテークマニホールドを採用しています。
インテークマニホールド内に設けたロータリーバルブの開閉により、低回転域では長く、高回転域では短く管長を制御。回転域に応じた最適な吸気慣性効果を得ることでトルク特性を両立させます。ロータリーバルブの採用により、従来のバタフライ式バルブより吸気抵抗を低減させました。
低回転時・高回転時

i-VTECの制御イメージ
i-VTECの制御イメージ

1.燃費ベスト 3.低回転域トルクベスト
2.燃費・出力ベスト 4.中高回転域トルクベスト
EGR効果:排出ガスの一部をシリンダー内に吸入する混合ガスに戻すことにより、燃焼温度が下がりNOxが減少する効果。

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