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| 高剛性ボディ/世界最高水準の衝突安全性能
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前面オフセット衝突64km/hの対応 |
前面オフセット衝突は、衝突時の車両の運動エネルギーが片側1本のサイドメンバーから入力するため、キャビンが反力を発生しにくく変形が大きくなります。そのため、キャビン変形による生存空間の確保が大きなテーマとなります。
通常のオープンボディの場合、オフセット衝突によるサイドメンバーからの入力に対し、サイドシルなどに大幅な補強を行い反力を発生させることで、キャビン変形を抑えることをねらっていますが、もともとサイドシルがサイドメンバーからオフセットした位置にあることから、乗員の生存空間の確保が難しいとされてきました。新開発のハイXボーンフレーム構造では、フロアトンネルが入力点であるサイドメンバーと同じ高さにあるため、モーメントの発生を最小限に抑えられ、また、効率よく荷重を分担できる三つ又分担構造により高い反力を発生させることができます。
オフセット衝突入力に対するフロアトンネルの反力発生の割合が、通常のクロースドボディでは1割以下なのに対し、S2000の場合は約4割も荷重を分担する構造となっています。つまり、フロアトンネルが完全にメインフレームの機能を果たしており、その結果、前面オフセット衝突64km/hにおける生存空間の確保を高いレベルで実現しています。 |
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