MOBILIO
- 2001.12
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世界一価値の高い“スモール”ミニバンを。 日本における現在のミニバンブームについて考えると、 そこにはお客さまのクルマに対する価値観の変化を痛感せざるを得ません。 少なくともある年代以上の世代、もしくはエンスージアスト的な方々が持っているクルマの価値には、 「コンセプトをストレートに表現するようなスタイリングや高い性能」があるほど良い、という要望があるかと思います。 しかし、特殊なカテゴリーのクルマは別にして、現在日本の自動車マーケットには、 既存の価値観にとらわれず、それぞれの生活を大切に考え、それに合致するクルマを求める、というお客さまの主張の変化がその背景にあると思います。 クルマ本来の価値である個人の自由な移動という条件を満たすには、 ひとりが一台のクルマを持つということが理想ですが、これを成立させるのはとても難しいものです。 そこで「個人」のひとつ上の単位としての「家族」にしっかりと焦点をあて、 そしてお客さまの生活に密着してみれば、近ごろのミニバンブームというものを理解できるのではないでしょうか。 一方、安全や環境の時代といわれる今世紀。世界的にもスモールが注目されている現在。 ファミリーの“スモール”ミニバンとして開発したのが、この「モビリオ」です。 「モビリオ」は、グローバル・スモールプラットフォームというこれまでの概念を超えた最新の技術をベースに、 “スモール”でありながら、3列シートの実現と“ミラクル”なシートアレンジなどによる優れた使い勝手、 近未来デザイン、またリッターあたり18.2kmというミニバンナンバーワンの低燃費を トルクフルな走りの中に実現する、非常に中味の濃いクルマです。 これらを成し遂げられたのは開発メンバーの「世界一価値の高いミニバンをつくろう」という強いこころざしと、 数々の困難に打ち勝とうとする粘り強い意志があったからこそと思います。 今は開発責任者として苦労をかけた開発メンバーひとりひとりに、 素直にそして心から「お疲れさま」という声をかけてあげたいと感じています。 そして、その思いはこのクラスのミニバンを求めるお客さまの期待に応えると同時に、 “スモール”ミニバンの新しいベンチマークになり得るのではないかという 密かな自負にもつながっています。 開発責任者 友部了夫 |
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