LAGREAT - 1999.06

LAGREAT
LAGREAT
 
力強く心地よい走り。

エンジン/トランスミッション
3.5L V6 VTECエンジン
 
スムーズでトルクフルな力強さを発揮する、
新開発3.5L V6 VTECエンジン。
大勢のゲストやたくさんの荷物を乗せること、そして上級ドライバーズカーとしての豊かな走りが楽しめること。こうした条件をハイレベルでクリアするために、ラグレイトに相応しいエンジンとして3.5L V6 VTECエンジンを新たに開発しました。3.5Lのゆとりを持ち、静粛性に優れたコンパクト設計の60°V6エンジンに、低回転域から高回転域まで吸気効率を高める、可変バルブタイミング・リフト機構VTECを採用。さらに、吸気充填効率を高める共鳴過給構造を採用することで、全域で優れた吸気特性を発揮し、スムーズでトルクフルなゆとりある力強さを獲得。特に低回転域でのトルク特性に優れ、2,000rpm時で28kgm以上のトルクを発生するなど、常用域で扱いやすいエンジンに仕上げています。

豊かな走りと燃費特性を高次元で融合
VTEC機構や共鳴過給構造によって高効率な吸気を得るとともに、エアインテークから2次エア経路によってバイパスさせた空気を、各シリンダーのAAI(エアアシストインジェクター)に供給することで燃料の霧化を促進し、燃焼をより安定化。さらに、EGR(排気ガス再循環)機構によって燃焼効率を高めています。
また、ロッカーアームの摺動部にローラー機構を使用した、ローラーフォロアー・ロッカーアームを採用し、動弁系のフリクションを低減するなど細部に工夫を施し、パワーと燃費の向上を高次元で両立しています。

●エンジン性能曲線図
3.5L V6 VTECエンジン透視図 エンジン性能曲線図
●3.5L V6 VTECエンジン透視図

セダンレベルのシフトクォリティを実現した、
ダイレクト制御4速オートマチックトランスミッション。
変速時のクラッチ油圧を最適にコントロールし、滑らかな変速を行うダイレクト制御オートマチックを採用。クラッチ圧のON/OFFをリニアソレノイドが直接コントロールすることで変速ショックをより精密に制御することができ、スムーズな加速フィールを実現しています。しかも、シャフト回転時に生じる遠心油圧を、キャンセラー室内の遠心油圧によって軽減するクラッチキャンセラー機構を採用することで低負荷時の変速ショックも低減。さらに、エンジンとのECUの協調制御を行うことで、NレンジからDレンジへのシフトなど停車時の操作によるインギアショックをも低減しています。また、ダイレクト制御システムの採用により、部品点数の大幅な削減とコンパクト化を達成。エンジン性能をフルに引き出せる、高品位なトランスミッションを実現しています。

ダイレクト制御4速オートマチックトランスミッション透視図
ダイレクト制御4速オートマチックトランスミッション透視図

燃費向上に貢献する、アクティブロックアップ機構を採用
ロックアップクラッチにアクティブロックアップ制御を採用し、ロックアップ領域を拡大。また、エンジントルクやアクセルの踏み込み量など、走行状況に応じてロックアップを最適に制御することで、燃費を向上しています。

その他のオートマチックトランスミッション技術
変速スケジューリングシステムには、ドライバーの意志に忠実な変速を行う、プロスマテック(タイプ)を採用。
室内のウォークスルーを可能にするとともに、シフトストロークや荷重の最適化によって操作性をさらに高めた、コラム式ATセレクトレバーを採用。



← 前のページへ --- 目次へ --- 次のページへ →