![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
「燃料電池スタック+ウルトラキャパシタ」&「高圧水素タンク車載」方式を採用。 |
![]() |
水素をエネルギー源に燃料電池スタックによって電気を発生させ、モーターを駆動する燃料電池車。そのパワートレイン(動力装置)にはさまざまな方式があります。主な方式として、まず水素については、直接クルマに搭載するタイプ、メタノールやガソリンを水素に改質するタイプなどがあります。また、水素車載方式の場合には、その貯蔵方法もさまざまです。 さらに、モーター駆動についても、燃料電池スタックからの出力のみを駆動力に利用するタイプと、キャパシタやバッテリーによるパワーアシスト機構を備えるタイプがあります。[FCX]は、発電時・駆動時それぞれのエネルギー効率や、システム全体の重量、パッケージングの効率などを考慮した結果、「燃料電池スタック+ウルトラキャパシタ」&「高圧水素タンク車載」方式を採用しています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
駆動システム構成比較 |
![]() |
![]() |
それぞれのコンポーネントを、クルマ全体のスペースを有効に活かしてレイアウト。 |
![]() |
燃料電池車のパワートレインは、ガソリン車に比べ構成要素が多く、しかも現段階では重量が重くスペースも必要とする一方、駆動部以外は自由なレイアウトが可能なため、それぞれをどこに配置するかがクルマとしての性能に大きく関わるといえます。 そこでHondaは、プラットフォームを専用開発し、それぞれのシステムを可能な限り軽量・コンパクト化しながら最適な位置に配しました。 もっとも重量のある燃料電池スタックをはじめとする発電部を床下中央に、水素タンクをリアシートの下に、そしてウルトラキャパシタをリアシートの背後に設置。これにより、充分なキャビンスペースや荷室スペースを確保しながら、低重心でFF車の理想的な前後重量配分も実現するなど、居住性・走行性に大きく寄与するレイアウトとしています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
[パワートレインの主要構成] |
![]() |
● | 燃料電池スタック PEFC(固体高分子膜型)発電装置。 軽量・コンパクトで、78kWの最高出力を発揮します。 |
● | 高圧水素供給システム 2本のタンクを搭載。156.6Lの容積に約350気圧の水素を充填することが可能です。 |
● | 空気供給系システム 高電圧電源モーター駆動のエアポンプにより、空気を適切な圧力と流量で燃料電池スタックに供給します。 |
● | 加湿システム 燃料電池スタックが生成する「水蒸気」を水素加湿/空気加湿に再利用する生成水回収(完全独立)型加湿システムです。 |
● | 燃料電池冷却システム 燃料電池車専用開発の燃料電池システムラジエーター1器(大型)、ドライブトレインラジエーター2器(小型)を搭載。冷却性能を高めています。 |
● | Hondaウルトラキャパシタ 発進・加速時に瞬時に高出力アシストを行うとともに、減速時には効果的にエネルギーを回収。ハイレスポンスと高効率化を両立しています。 |
● | ドライブトレイン 駆動モーター&トランスミッションおよびドライブシャフトで構成。 新開発の駆動用モーターは、高効率、高出力/高トルク(最高出力60kW/最大トルク272N・m)を発揮します。 |
● | PCU(パワーコントロールユニット) 燃料電池スタックからの電力、キャパシタ電力、駆動用モーター出力やエアポンプ、冷却ポンプなどを電子制御します。 |
![]() |
![]() |
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |