CIVIC TYPE R - 2001.10

CIVIC TYPE R FACT BOOK
CIVIC TYPE R 2001.10.18
Safety & Ecology

世界最高水準の安全性能

Hondaは、走りの楽しさを次代に継承するクルマを今後も開発していくために
運動性能向上のための諸性能を徹底して追求する一方で、世界最高水準の安全性能と
先進の環境性能を実現。これからの時代にふさわしい視点で、優れた高性能を追求していきます。

衝突安全の課題となる
「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を
高水準で両立するHonda独自の
Gコントロール技術。
《Gコントロール技術》
Gコントロール技術
Hondaは衝突安全において、乗員の傷害を可能な限り軽減することを第一とした「人中心」の基準を重視。
「衝撃の吸収」が課題となる前面フルラップ衝突と、相反する「生存空間の確保」が課題となる前面オフセット衝突の双方を高水準でクリアすることをめざし、独自のGコントロール技術で対応。
TYPE Rは、コンピューター解析や衝突テストにより、ショートノーズでありながら、効果的な衝撃吸収特性やキャビンの高強度特性を高次元でバランスさせています。フロント部は、フロアフレーム連結部の最適化とサブフレーム構造の採用により、衝突エネルギーを効果的に分散・吸収。世界最高水準の前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/hに対応する新・衝突安全設計ボディを実現しています。さらに側面衝突55km/h、後面衝突50km/hにも対応しています。
《新・衝突安全設計ボディ》
衝突安全設計ボディ 衝突安全設計ボディ 衝突安全設計ボディ
独自の目標を設定した
クルマ相互衝突実験を実施。
《クルマ相互の衝突安全実験/テストモード》
衝突安全実験
事故統計の分析から、「相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセットの衝突」という独自の研究目標に従い、リアルワールドの衝突安全研究を実施。TYPE Rは高効率なエネルギー吸収&高強度ボディ構造により、独自の目標値をクリアしています。

万一の際の歩行者への配慮
歩行者傷害軽減ボディ。
Honda先進の歩行者傷害軽減ボディを採用。傷害軽減部位を脚部にまで拡大し、ボンネットやボンネットヒンジ、ワイパー取り付け部、フェンダーに加え、バンパーにも衝撃吸収構造を採用しています。
《歩行者傷害軽減ボディ》
歩行者傷害軽減ボディ歩行者傷害軽減ボディ

さらなる安心をめざす充実の安全装備。
運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム標準装備
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト標準装備
リア3点式ELR/ALR(チャイルドシート固定機構)シートベルト標準装備
ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー標準装備 (リア左右席)
  チャイルドシートを確実・容易に取り付けることができるISO FIX対応の固定専用バーをリア左右席に標準装備。さらに、オプションのアンカープレートアタッチメントの使用によりチャイルドシート(テザータイプ)の上部をテザーベルトで固定することによって、万一の衝突時、チャイルドシートの前方移動を効果的に抑制します。
ISO=International Organization for Standardization(国際標準化機構)
頭部衝撃保護インテリア
ディスチャージヘッドライト(ハイ/ロービーム)〈メーカーオプション〉
  ガス放電型バルブによる高効率低消費電力を実現。
配光の広がりや照射距離もアップ。夜のドライブの安心感を向上します。
●エアバッグ展開イメージ
 
写真は機能説明のため、両席エアバッグシステムが展開した状態を再現し、合成したものです。 エアバッグ展開

「優-低排出ガス」認定を取得。
排出ガスのクリーン化のために、DOHC i-VTECエンジンの採用、後方排気システムによって高性能触媒を早期活性化するなどにより、平成12年排出ガス規制に適合しただけでなく、HCとNOxは規制値の50%以下まで低減しました。
優ー低排出ガス ◎「優ー低排出ガス」指定車両表示マーク
平成12年排出ガス規制のHC、NOxについて、規制値を50%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。
クルマ全体でリサイクル可能率
90%以上を実現。
インテリアのインジェクション成形部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を使用。また樹脂パーツへの識別記号の表示など、リサイクル可能率をクルマ全体で90%以上としました。さらに、ラジエーター・ヒーターコアをアルミ製にしブレーキパッド摩擦材をガラスセラミックにするなど、鉛レス化を推進。鉛の使用量を96年レベルの50%以下に削減しました。 ※Honda独自の算出基準による
走りを追求しながら低燃費も追求。
Hondaの高効率な燃焼技術を核に、i-VTEC機構のバルブ制御をはじめとするエンジン技術によって低燃費を実現。低燃費さらに、トランスミッションの伝達効率の向上や細部にわたる軽量化などにより、12.4km/Lの低燃費を達成しました。
HONDA e-TECH


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