Avancier - 1999.09

AVANCIER
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安全性能・環境性能

ホンダのもてる技術を結集。安全性能・環境対策
“人間尊重”を原点に発想された、独自の衝突安全技術「Gコントロール」。
時代の先をいくホンダの環境対策「e-TECH」にもとづく
「HONDA LEV」やリサイクル化技術。
アヴァンシアには、これら最新のテクノロジーが注ぎ込まれています。


安全性能
新・衝突安全設計ボディ 新・衝突安全設計ボディ 新・衝突安全設計ボディ


014-006

乗員と歩行者、両方に配慮した衝突安全技術「Gコントロール」。

ホンダは安全技術において、まず人への傷害軽減を優先し、「乗っている人の安全」と「歩いている人の安全」の両方を考えクルマを開発しています。この発想から生まれた、ホンダ独自の衝突安全技術「Gコントロール」。
衝突時にかかる人への衝撃(G)をコントロールし、ダメージを軽減します。スモールカーから始まったこの技術、クラスの枠を超えてどんどん広がりはじめています。


世界最高水準の衝突安全性能を実現した、新・衝突安全設計ボディ。

コンピューター解析やさまざまな衝突テストにより、キャビンの強度と衝撃吸収特性の最適バランスを追求。
単に強さだけでなく、衝撃を骨格全体に分散させて受け止めるしなやかさをあわせ持ちました。


新・衝突安全設計ボディ

前面衝突対策

【新・衝突安全設計ボディ/具体化手法】

[前面衝突対策]
フロアフレームの大断面化、ダッシュボードの高強度化を行ない、
さらにトンネルスティフナーを採用。サイドメンバーからの衝撃をフロアトンネル、サイドシル、フロアフレームに効率よく分散させる三つ又構造を形成しています。

[側面衝突対策]
リアのフロアクロスメンバー、ルーフクロスメンバーを設け、
さらにミドルクロスメンバーの高強度化を行ないました。

前面衝突・側面衝突/共通の対策 [前面衝突・側面衝突/共通の対策]
サイドシルの高強度化、ドア枠スティフナーの断面強化を行ないました。


歩行者への配慮、歩行者傷害軽減ボディ。

歩行者に致命的なダメージをもたらす、頭部傷害を軽減するために。ボンネットまわりに衝撃吸収構造を採用しています。
1.ボンネット
エンジンなどとボンネットフードの間に空間を確保し、衝撃吸収構造としました。

2.ダッシュボード
ダッシュボードの上部に折れやすい形状を設けることで、万一の時には その部分が変形して衝撃を吸収します。
3.ワイパーユニット
万一の衝突時には、ワイパー取り付け部が自ら脱落して衝撃を吸収します。

4.フロントフェンダー
フェンダーを直接ボディフレームに取り付けるのではなく、 変形しやすい形状のパーツを介することで、 万一の衝突時にはそこでつぶれ込み、衝撃を吸収します。

5.ボンネットヒンジ
ボンネットの取り付けヒンジ部の形状を一段折った形として、 万一の衝突時にはそこがさらに折れ込んで衝撃を吸収します。
歩行者傷害軽減ボディ


衝突時の展開をよりきめ細かにコントロールする、
運転席用&助手席i-SRSエアバッグシステム。


衝撃を受けた状況をより緻密に検知・判断するプログラムを設定したほか、乗員の姿勢がさまざまになりがちな助手席側ではデュアルインフレーターを採用。
衝撃の大きさによって、2つのインフレーターを同時に点火するか時間差をつけて点火するかを判断し、エアバッグの展開出力を2段階にコントロールします。


室内のルーフサイドやピラーにも、衝撃吸収構造を採用。
乗員の2次衝突が発生したさい、乗員の頭部への衝撃を軽減します。


■ルーフサイド部
ルーフサイド部
■ピラー部(フロント/センター/クォーター)
ピラー部(フロント/センター/クォーター)


助手席乗員の姿勢を検知して作動する、 前席用i-サイドエアバッグシステム(メーカーオプション)。

車両左右に加え、中央部にも側面衝突検知センサーを設置した3ポイントセンシングシステムを採用。
衝撃の強さや方向、種類などをより高精度に識別したうえで展開を決定します。また胸部保護と展開効率性の観点からエアバッグはシート内蔵式に。さらに、助手席側乗員の体格や姿勢を検知するセンサーを採用し、サイドエアバッグによる重大な傷害の可能性があると判断した場合には作動しません。


シートベルトは、フロント席にロードリミッター付
プリテンショナーELRシートベルトを採用。
また、リアも全席3点式としました。


ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト



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