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シルキーコンフォート


IHCC

近未来の自動運転技術を見据えた、
高速走行時における車速/車間制御システム、

IHCC(インテリジェント ハイウェイ クルーズ コントロール)。

車間制御システム 高速道路での走行を、より快適に、より安全に提供するために開発された、 IHCC(インテリジェント ハイウェイ クルーズ コントロール)を採用しました。 この新システムは、フロントグリル中央に設けられたレーザーレーダーにより、 先行車の動きを検知。そこから得られた情報をもとに、状況を的確に判断し、 先行車追従、自車の積極的減速、そして接近警報などを自動的に行なうものです。 これにより、ドライバーの運転負担を大幅に軽減 。安全性をしっかりと確保しながら、 快適な高速クルーズを実現します。 (Vタイプにメーカーオプション)

IHCC
IHCCシステム構成図
IHCCシステム構成図


IHCCは、4つの基本制御パターンにより構成されています。
●レーダー検知範囲:車両前方約100m ●作動車速:65〜100km/h
(1)定速制御 (2)減速制御 (3)追従制御 (4)加速制御
クルーズスイッチによりシステムをON。レーダー検知範囲に先行車がいない場合には、あらかじめ設定されたセット車速で定速走行を行ないます。 レーダーがセット車速より遅い先行車を検知すると、同じ速度まで減速します。 レーダー範囲にある先行車が速度を上げると、セットされた車間距離を保ちながら、追従します。 先行車が車線変更した場合には、セット車速までゆるやかに加速し、定速走行します。
定速制御 減速制御 追従制御 加速制御
アクセル操作は必要ありません。
前方に障害物がない場合には、上り坂でも下り坂でもセット車速を保って走行します。
セット車速は、ステアリングに設けられたスイッチにより、システムON後も変更が可能です。
減速は、スロットル制御とゆるやかなブレーキ制御で行ないます。
IHCCの自動制御で減速しきれない、先行車の急ブレーキ、割り込み時には警報ブザーと表示によりドライバーにブレーキ操作やステアリング操作を促します。
車間距離は、先行車までの到達時間により3段階セットできます。
車間距離は先行車との時間差となっていますので、速度が上がれば車間距離も広がる安全設計です。
先行車が走行車線から外れると、追従対象から外れます。

操作はすべて、ステアリングまわりで行なえます。

操作スイッチ
(1)クルーズスイッチ
システムがいつでも作動できる状態になります。


(2)車間距離設定スイッチ
あらかじめ車間距離を設定します。先行車までの到達時間で3段階に設定できます。


(3)リジュームスイッチ
ここでセット車速の加速を行ないます。(レーダー検知範囲に先行車がいないとき)


(4)セットスイッチ
65〜100km/hでONにするとシステムが作動しはじめます。ここでセット車速の減速を行ないます。
2種類のアラームで、ドライバーに注意を促します。

通常の作動状況の変化は、単音で知らせます。
(表示の切り替わり/先行車検知/先行車捕逸/アクセル操作)
システムが自動解除されるときは、連続音で知らせます。
(先行車の急ブレーキ/他車のムリな割り込みなど)

ドライバーに注意を促します


システムの作動状況は、スピードメーター下の液晶サブメーターに表示されます。

液晶サブメーター

IHCCでは、安全性確保のため、厳格に作動環境を設定しています。

システムが作動するためには、以下の条件を充たしている必要があります。
クルーズスイッチをONにしていること。
車速65〜100km/hで走行していること。
ワイパーが高速作動中(ワイパースイッチ:Hi)でないこと。
シフトレバーがDレンジまたはD3 レンジまたは2レンジの位置にあること。
ブレーキングを行なっていないこと。

※これらの条件を充たしていても、悪天候等で正確な先行車補足を行なえない状況では、システムが作動しないことがあります。
つぎの場合には、アラームが鳴るとともにインジケーターが点滅し、制御が自動的に解除されます。
作動車速〈65〜100km/h〉から明らかに外れてしまったとき
(約10km/hオーバー、もしくは約5km/hアンダー)。
レーダーに太陽が直射したり、レーダー前面部に汚れが付着し、センシング機能が不能に陥ったとき。
悪天候(雨、雪、霧)等で先行車を検知しずらいと判断したとき。
タイヤの異常(空気圧、スリップ)等を検知したとき。
山岳路を長時間走行するなど、システムの作動に不向きな環境下で使用しつづけたとき。IHCCでは、安全性確保のため、厳格に作動環境を設定しています。



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