FACT BOOK
ZEST
ZEST 2006.2.23
開発にあたって
小さなクルマの価値を家族のために広げたい
Hondaはクルマの歓びを追い求める会社です。なかでも軽自動車は、
より多くの人に楽しさを提供していける最も身近なカテゴリーと考え、運転のしやすさや、低燃費、経済性
といった優位性をいっそう深めながら新しい価値の創造に取り組んでいます。

一方、昨今ではライフスタイルや価値観の多様化から軽自動車を積極的に選択する方が増えるにつれて
パーソナルのみならずファミリーでの使われ方も多く見られ、
それにともない、より高い機能性や品質を強く求める方が増えているように思います。

そこで私たちは、家族のために小さなクルマが提供できる最大限の歓びを創出しようと考え、
「家族のだれかに使いやすい」ではなく、「家族みんなにもっと楽しく使いやすい」軽自動車が必要だと思い、
4人が快適にのびのびと乗れてどんなシーンでもきっちりワイワイ使いこなせる、
家族にとって最良の軽自動車を創りたいと決意しました。

小さなクルマで、大切な家族のための要件を満たす。そのためには、これまでの軽自動車のモノサシを超えた
機能・性能・品質が不可欠でした。そこで、Hondaがこれまで乗用車づくりで蓄積した
技術やノウハウの数々を小さなワクに凝縮。家族での使用を見据えた高い機能性や、高水準な衝突安全性能、
しっかりとした走りなど、クルマとしての質の高さを徹底的に追求しました。

ご主人が独りでドライブしても、奥様とお子様でショッピングや送迎に使っても、
あるいは愛犬も連れてご家族みんなでレジャーに遠出しても、
人や荷物のさまざまな「乗る・載せる」に自在に応えられる。軽自動車の用途や行動範囲のワクが大きく広がる。
そんな、みんなが気軽に、安心して、楽しく使える、家族の乗用車を実現できたと思います。
開発責任者 五十嵐則夫
五十嵐 則夫 五十嵐 則夫 (いがらし のりお)
(株)本田技術研究所 主任研究員

1979年、本田技研工業(株)入社。
ボディ設計、衝突安全研究を経て、
'98年ライフ、'00年ストリーム、
'03年ライフのLPL代行を担当。
今回ゼストのLPLを務める。
趣味はゴルフ。愛車はフィット。

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