HONDA The Power of Dreams
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プレスインフォメーション
VIGOR
- 1981.09
FF新時代を快走するクォリティ・ツアラー。
新星ビガー発表のごあいさつ。
ホンダはここに、FF新時代をリードする新しい小型ハイ・オーナーカーをベルノ店より発売することになりました。その名は、「ビガー」。「活力」「勢い」という意味をこめた、快走の1.8Lクォリティ・ツアラーです。
新星ビガーは、ホンダが培ってきたFF小型車生産14年間600万台
※
のすべての技術と経験を集約し、そのひとつの頂点として結実しました。(※昭和56年8月末日現在)
とくに、世界的なご愛用をいただいたアコードシリーズを設計の基盤とし、その名にふさわしい躍動感あふれる走りのリーダーカーとして、先鋭的な設計を行ないました。
ホンダがビガーに求めたものは、ロングツーリングを真に楽しめる、FF新時代の価値あるクルマです。
クルマ本来の基本性能を高めるだけでなく、快走のためのエレクトロニクス技術を惜しみなく傾注しました。
同時にビガーは、時代の要請である「省資源」「省エネルギー」に的確に応えるとともに、「クォリティ」「快適性」などを高い次元で実現し、さらにトータルな質のよさが生む「クルマ」と「乗る人」のベストマッチングを達成しています。
こうした基本性能のよさに加えて、ホンダ独自の「快適哲学」は、高級車だけがもつ高度な価値ある装備も、必要と考えたものは全タイプに標準装備しました。
精悍さと気品、スピード感と風格。これらを知的なデリカシーでまとめたエクステリアデザインに、乗る人を温かく迎え入れるエレガントなインテリアをマッチさせています。
アクティブに、創造的に人生にのぞむアダルトにふさわしい洗練されたフォルムのなかに、躍動するパワーをこめたスポーティ感覚のセダンです。
ホンダは、新星ビガーにおいて従来のクォリティ概念をはるかに凌駕する資質を備えたクルマを完成したものと信じます。
エレクトロニクスの応用にあたって。
ホンダは、かねてより「技術はお客さまと社会の真のニーズを具現するための手段でなければならない」との考えを基本に、製品開発を進めてまいりました。
すなわちエレクトロニクスをクルマに応用する場合にも、クルマがもつ機能の一部を機械から単に電子に置き換えることや、単純なエンターテインメントとしてではなく、従来のクルマにない新しい機能すなわち価値創造のために用いたいと考えてきました。
そこで、当然のことながら———
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あらゆる環境の変化を鋭くとらえる鋭敏な神経(センサ)と自らの機能を自己判断できる頭脳(自己診断機能)を合わせもつこと。
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万一、頭脳(コンピュータ)が働きを止めても、クルマそのものの機能(走る、曲る、止まる)は大きく阻害されないものであること。
が必要な条件であると考えました。
このような考えのもとに、エレクトロニクスを導入することを進めてきた結果、新星ビガーにおいて新しいクルマの価値機能を創造することに成功しました。
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