
Hondaはこれまで、お客様のクルマに対する考え方や要求の変化の本質を捉え、
ニーズを的確に把握したうえで独自の技術を活かし、オデッセイやストリームのような乗用タイプや
ステップ ワゴンのようなユーティリティタイプなどのミニバンを開発し、
新しい生活の創造を提案してきました。
Newステップ ワゴンでは「子供と一緒に過ごす」という家族の思いを大切にしたいと考え、
Hondaのクルマとして走行メカニズムや安全・環境など
動的な分野への最新技術の投入はもちろんのこと、これらを基本としたうえで、
駐車しているときなどの使われ方にも重点を置きました。
開発のキーワードとなった、「子供を中心とした家族のバンザイ」。
これは、子供を持つ親の気持ちのように、クルマづくりにおいて子供の喜びを最優先し、
家族全員の喜びに拡大していくという、これまでにない発想と取り組みです。
そのためには、まずは子供の視点で改めてクルマを見つめることが
最も正しいアプローチであると考えました。
子供の等身大のボードをつくり、実際の目の高さからクルマを見直すことで
乗り降りのしやすさなどを検証。また、暮らしの延長として楽しめるように
生活シーンを空間に取り入れるなど、まずは子供のバンザイの具現化として、
“「遊・食・寝・積」が一台で全部できる”機能や空間を求めました。
一方、親のバンザイとしては、日常の使い勝手を考慮し、“便利で使いやすい”ことや
“経済的でお得”であること、さらには走る楽しさや独自のスタイルなど、
所有することで“誇りが持てる”こと、
そしてクルマの基本として“安全”や“環境”への配慮を追求。
家族一人一人の喜びを融合した、楽しさ(FUN)がたくさんつまった機能的(FUNCTIONAL)な箱、
FUN2ctional BOX(ファン・ファン ボックス)の具現化をめざし、
家族の無限に広がる夢の創造に着手しました。 |