PRELUDE - 1991.09

PRELUDE
Prelude

INTERIOR

透視図
DSPサウンドシステム+9スピーカーレイアウト図

臨場感あふれる音像空間を生み出す
高品位オーディオ&本格的DSPサウンドシステム。



キャビンの音響特性に合わせて、スピーカーのレイアウトを優先し、音質をチューン。
最適の音像と音質を求めたオーディオシステム。

■高品位オーディオシステムを搭載 AM/FM電子チューナー+ハイパワーフルロジックカセットデッキに組み合わせた、6つのスピーカーを、高性能アンプ(音声最大出力20W×4)で駆動する高品位オーディオシステムを搭載。システム本体は、プレリュードのスポーティなキャビンの音響特性に合わせて、最適の音質セッティングを行っています。
■スピーカーレイアウトを優先 音響効果を高めるために、インテリアの設計の際にスピーカー配置を優先。音の中心をより前方にしたリアルな音像空間が完成。また、フロントドアおよびリアトレイに配された4つのフルレンジ・スピーカーに加え、インストルメントパネルの左右に高音域用ツイーター・スピーカーを配置した6スピーカー・システムを採用。


直接音、初期反射音、残響音が生み出す、新しいサウンドスペース。
本格派DSPサウンドシステム

プレリュードには、新しくDSPサウンドシステムをオプション設定しました。DSPとは、Digital Signal Processorの頭文字を取ったもので、生の音場を構成する音の三要素、つまり、(1)音源からダイレクトに届く直接音、(2)天井や壁などにはねかえってから届く初期反射音、(3)複雑な経路をたどり遅れて届く残響音、などをデジタルによって正確に解析、その残響時間を正確に再生することによって、生の音場に近い音響空間をつくりだすシステムです。
このシステムの搭載によって、車特有のノイズ、走行音や、ガラスエリアの反射とシートによる吸音、空間の狭さといった苛酷な条件をクリア。これまでのカーオーディオでは達成しえなかった、リアルで広がりのあるサウンド空間を実現。そして、DSPサウンドシステム装着車には、インストルメントパネル中央部に一対の中高音用スコーカースピーカーをレイアウト。サブウーファーにブースターアンプ(出力20W)を組み合わせた重低音用ユニットを、リアシート部に追加搭載。さらに、DSPの効果を高めるために独自の音質チューニングを行っています。(※装着車を設定)


純粋に音の世界を楽しむためのスピーカーレイアウト。
プレリュードDSPサウンドは、9スピーカーシステム。

スピーカーシステム
■フロントセンタースピーカー×2
インストルメントパネルのセンターに、6cmシングルコーンスピーカーを2個配置。音像定位感の強化、特にボーカルソース再生時に効果を発揮します。再生帯域:1kHz〜8kHz
■フロントツイータースピーカー×2
インストルメントパネルの両サイドに、3.5cmドーム型ツイーターを1個ずつ配置。下に沈み込んだ音像を高く持ち上げ、クリアなサウンドを創生します。再生帯域:8kHz以上
■フロントドアスピーカー×2
16cmダブルコーンスピーカーを配置。9スピーカーシステムの中心的存在で、タイトな低音から伸びのある高音まで幅広い周波数域をカバーします。再生帯域:70Hz〜7kHz
■リアシェルフスピーカー×2
リアトレイの左右に、16cmシングルコーンスピーカーを配置。主に重低音再生を目的とし、低域のスケール感、音の厚みを創出します。再生帯域:30Hz〜7kHz
■サブウーファースピーカー×1+専用ブースターアンプ
リアセンター部に、6”×9”の大型ウーファーブースターを採用。重低音域にさらなる量感を与えます。
(※DSPサウンドシステム装着車のみ)


マガジンを室内でチェンジ。
CDオートチェンジャー搭載可能の大型センターコンソールボックスを採用。

インストルメントパネルからリアシートまで貫通する、スポーツ感覚あふれる大型コンソールボックスのリアシート部分に、CDオートチェンジャーを搭載することができます。お気に入りのCDマガジンを室内から自由にセッティングし、6連奏で楽しめます。


ワンタッチのキー操作で、新たな音像空間が出現。
DSPサウンドの、6つの音場モード。

ジャズクラブ・モード
ジャズクラブをシミュレート。小空間ならではの熱気や迫力のある音場、ステージとの一体感が魅力的です。初期反射音は前方より到達、ライブハウス独特の臨場感を演出します。
スタジオ・モード
100席程度の屋内スタジオをシミュレート。ステージから少し離れたところで聴いているイメージ。録音スタジオよりも広く、生き生きとした音像空間です。
ホール・モード
コンサートホールをシミュレートしています。キメ細かく、奥行感ある残響音と、前方からのインパクトのある強い初期反射音が臨場感を演出します。残響時間は、大空間がつくり出す残響の長さに相当します。
スタジアム・モード
オープンスタジアムをシミュレート。開放された空間なので、基本的に残響音はありません。時間の経過とともに強い初期反射音がロングディレイを伴って、前方や後方からこだまのようにはねかえり、スケール感を演出します。
チャーチ・モード
大空間を持つ19世紀の教会をシミュレート。大理石の壁や高い天井など、スケールの大きい残響を楽しむモードです。残響時間は少し長めに設定しています。
ラウンジ・モード
音像が前方から消え、周囲に広がるイメージ。音質的にもほっとした雰囲気をつくりだすモードです。さりげない音質で、ホテルのラウンジでくつろぐような落ち着いた音像空間です。



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