開発にあたって。

「家族や仲間とたくさんで乗れる」
「いろいろな道具が積めて、快適で楽しく移動できる」
「運転が楽しくて安全で、ひとりで乗ってもカッコいい」
「しかもリーズナブルな価格で…」
私たち開発チームのメンバーは、実に欲張りな意見を出し合いました。
そして、ホンダの新たなクルマづくり“クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)”の
考え方をこめて方向を定めました。
それは個々のライフスタイルを大切にしたクルマ選びを志方する方たちに応える、
『大勢が乗れて空間の使い勝手に優れながら、
あくまでも乗用車としての使用に違和感のないクルマ』。

そこで、効率的なパッケージングの研究をさらに進めるとともに、
セダンをはじめ、ワゴンやワンボックス・カーなどの
優れている点や不足している点の分析も、徹底して行ないました。
その結果、ワンボックス・カーのスペース・ユーティリティと、
セダンの爽快な走りや安全性能を合わせ持つ、
新しいタイプのクルマを完成。
「長時間のドライブでも乗る人みんなが開放的な気分でいられ、
目的地までの移動そのものが楽しくなるようなクルマでありたい」という
私たち開発陣の願いを、『オデッセイ』(長い冒険旅行)という車名に託しました。
乗る人との新しい関わり合いや夢が生まれ、
生活までも楽しく大きく拡げていけるクルマであると自負しております。