Life - 1997.04

Life
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快適ドライビング




扱いやすさと走りの安定感を徹底的に追求したシャシー。
シャシーの開発にあたりテーマとなったのが、扱いやすさの追求に加え、高い走行安定性と軽自動車トップレベルの乗り心地の両立でした。同時に横風にもふらつかない安定した走りを求めました。そのため、マクファーソン・ストラット式フロントサスペンション、トーショナル・ビーム式リアサスペンションをはじめ、シャシー全体に渡って徹底したチューニングを施し、さらに新しい技術を取り入れることで、ひとつひとつ具体化していったのです。

【扱いやすさの徹底】

アクセルペダルの踏力およびステアリング操舵力の軽減。

ペダル、ステアリングコラムのレイアウトの最適化。

高い着座位置に合わせたチェンジ操作のしやすいシフトレバー。

【走行安定性と乗り心地の追求】

高性能ボールジョイントタイプのスタビリンクにより強化したフロントφ25の大径スタビライザー。さらにリアにもφ17.3の中空スタビライザーを装着。

フロント、リアのサスペンション・スプリングおよびダンパーのセッティングの最適化。

リアタイヤのロックを防ぎ、安定したブレーキ力が得られるようリアブレーキへの液圧を制御するPCVの採用、マスターパワーの倍力比アップなど、信頼性の高いブレーキ性能を実現。

サスペンション


ゆとりの走りとユーティリティを支える1.5BOX高剛性ボディ。
運転しやすさのための高い車高と、ユーティリティのための広い開口部分をもちつつ、剛性の高いボディをつくりあげること。そんなねらいのもと、ダッシュボード部やリアピラーの断面を視界を損なうことなく拡大したほか、センターピラーやアッパーメンバーを強化。加えて、テールゲート開口部まわりをクローズ断面とするなど、高い剛性と使い勝手を両立しています。
また、アッパーボディとアンダーフレームの結合効率を高めるとともに、室内にメルシートやインシュレータなどの遮音材を採用することにより、軽自動車トップレベルの静粛性も獲得しています。


ボディ構造図
ボディ構造図

ボディ構造図

遮音材配置図
遮音材配置図



Tタイプ
Photo:Tタイプ




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