LEGEND FACT BOOK
LEGEND 2004.10.7
Safety パッシブセーフティ
すれ違いを防止する衝撃吸収部材と、衝撃を広い面で受け止める骨格による
高効率衝撃吸収構造、コンパティビリティ対応ボディ。
フロア骨格構造図
コンパティビリティ対応ボディ
前方向からの衝撃に対し、アッパーフレームやロアメンバーによってエネルギーを分散・吸収し、さらにフロントピラーやフロアに拡散。ロアメンバーが相手車両の衝撃吸収部材とのすれ違いを防ぎ、アッパーフレームとともに衝撃をより広い面で受け止めることで、極めて高効率な衝突エネルギー吸収を実現し、キャビンへの負荷を大幅に低減。自己保護性能を向上するとともに相手車両への攻撃性も低減しています。レジェンドは、こうしたコンパティビリティ対応構造に加え、フロントサイドフレームを従来の四角形から六角形にしたうえで大断面化。初期の衝突エネルギーをしっかりと受け止めます。また、エンジンを支持するフロントサブフレームを衝突時に後方へスライドさせクラッシュストロークを確保することで、自己保護性能をいっそう高めています。さらに、ボディ骨格には高張力鋼板(ハイテン材)の採用を大幅に拡大するなど、全方位からの衝突に対してエネルギー吸収効率の高い構造を実現しています。
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エンジンルームで衝突エネルギーを高効率に吸収することで、キャビンへの負荷を大幅に低減するとともに、相手車両への攻撃性を低減。
■衝突エネルギー吸収割合の変化イメージ(自社軽クラスの乗用車との衝突の場合)
衝突エネルギー吸収割合の変化イメージ(自社軽クラスの乗用車との衝突の場合)
頭部や脚部に対する衝撃吸収構造を採用した、歩行者傷害軽減ボディ。
Hondaでは、万一の際の歩行者衝突時の傷害軽減を目指した、歩行者傷害軽減ボディの開発に独自に取り組んでいます。生命に関わるダメージを最も受けやすい頭部はもちろんのこと、さらに脚部にも対応。ボンネットフード、ボンネットヒンジ、ワイパー取り付け部、フロントフェンダー、バンパーに衝撃吸収構造を採用しています。
歩行者傷害軽減ボディ



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