LEGEND FACT BOOK
LEGEND 2004.10.7
Advanced Function 運転支援機能[HiDS]
快適なクルージングをサポートする、安心機能。
運転負荷を軽減する、高速道路運転支援システム
HiDS(車線維持支援機能[LKAS]&車速/車間制御機能[IHCC])。

(アドバンスHIパッケージにHiDSを装備、アドバンスパッケージにIHCCを装備)
HiDS=Honda Intelligent Driver Support System
高速道路における長時間の運転は、ドライバーの疲労や集中力の低下を招き、認知・判断ミスの要因となります。
HiDSでは、車線の維持をアシストする[LKAS]と、車速を制御して前走車との車間距離を適切に保つ[IHCC]によって運転負荷の軽減を行い、
疲労によるミスを防ぎ、ひいては事故の防止に寄与します。また[LKAS]は、常にドライバーの運転を中心に考慮して支援を行う
「ドライバーとシステムのインタラクション(相互作用)」というコンセプトにより、ASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省の認可を取得。 ほとんどの高速道路で使用可能なアシストシステムとして実現しています。
車線維持支援機能 [LKAS(レーンキープ・アシストシステム)]
フロントウインドウ上部内側に設けたC-MOSカメラが捉えた画像をもとに、車線を認識。EPS(電動パワーステアリング)に適切なトルクを発生させ車線維持をアシスト。時速65km以上、直線路から半径230mまでの曲線路で作動するため、ほとんどの高速道路での使用が可能です。また、車線から逸脱する可能性がある際には、警報によりドライバーに注意を促します。これによりドライバーは車線を維持するよう意識し、軽いステアリング操作によってシステムに意思を伝えることで安定した車線維持が可能となります。
■LKAS(車線維持支援機能)作動イメージ
 <車線維持範囲:直線路〜半径230m以上の曲線路/作動車速:65km/h〜100km/hかつ制限速度内の走行>
LKAS(車線維持支援機能)作動イメージ
車線維持支援機能 [LKAS(レーンキープ・アシストシステム)]
HiDSのシステム構成
HiDSのシステム構成
車速/車間制御機能 [IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)]
フロントグリル内に設けた耐候性に優れたミリ波レーダーにより、前方100m、角度16度の範囲で前走車との距離を測定し、車輪速センサーやヨーレイトセンサーなどによって自車の走行状態を検出。通常のクルーズコントロールシステム同様、設定した速度を保つ走行のほか、同一車線の前走車の有無によって車速・車間を自動制御します。
■車速/車間制御機能[IHCC]の基本制御パターン(概念図)
 <レーダー検知範囲:車両前方100m以内 角度16度/作動車速:45km/h〜100km/h>
車速/車間制御機能[IHCC]の基本制御パターン(概念図)
定速制御 希望の車速に設定することにより、定速走行を開始。
減速制御 自車線の前走車が設定車速より遅い場合、スロットルやブレーキの制御を行い減速。
前走車の急ブレーキや割りこみなどで減速しきれない場合は、警告音と表示でドライバーの操作(ブレーキ等)を促します。
追従制御 前走車の車速変化に合わせて、設定した車間になるよう追従(車速の上限は設定車速まで)。
車間は3段階に設定可能。
加速制御 自車線の前走車が車線変更した場合は、設定車速までゆるやかに加速し、定速走行に戻ります。
HiDSは2005年3月生産開始予定
HiDSは前方不注意の危険性を解消する装置ではありません。車間距離制御、車間接近警報、減速能力、車線維持支援、車線逸脱警報には限界があります。
道路状況、天候状況によっては使用できない場合があります。



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