HONDA The Power of Dreams
HONDA The Power of Dreams
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LEGEND
- 1987.02
高いボディ剛性がもたらした
重厚な乗り味と信頼感。
不快な振動や騒音の発生、走りや乗り心地にも影響するボディ剛性は、
いわば「クルマの味」に深くかかわる部分として、地味ながらも高い性能が要求されるところ。
すべてに最高をめざしたレジェンド2doorハードトップにとって、まず第一に考えられるべき性能なのです。
高剛性ピラー断面図
2doorハードトップだからこそ、
きわめて高い強度と剛性の確保が必要でした。
すべてのピラーをきわめてスリムに設計した、レジェンド2doorハードトップのエクステリアデザイン。その美しいフォルムを損うことなくボディに確かな信頼感をもたらしているのが、高いボディ剛性です。 超堅牢骨格構造を組み入れ、高張力鋼板を使用したモノコックボディが、細いピラーからは考えられない最高度の剛性を確保しました。細くすっきりと見せる工夫をしながらも、2重構造を採用することで強度を持たせたセンターピラー。スタイリッシュな2doorハードトップ車にあっても、ボディ剛性の高さは重要な性能です。 そこで、ホンダは堅固なボディ構造をめざし、あえてピラーレスではなくピラード・ハードトップという手法を採用しました。
フレームの高度な結合効率。断面効率に優れたサイドシル。さらに、エンジン、ステアリング系、サスペンション系の支持剛性や、艤装部品の取付け剛性にも最大限に気を配り、高い曲げ剛性やねじり剛性を確保しています。さらに、ボディ・アセンブリー、フィット&フィニッシュ(ボディ各部の接合)にも厳しい精度を要求しました。
4コート・4ベーク塗膜断面
きわめて入念な、4層塗装・4層焼き付け
(4コート・4ベーク)。
より細心な防錆処理を施すことはもちろん、塗装にも贅沢をきわめ、高質感のある輝きをボディに与えました。「4層塗装・4層焼き付け(4コート・4ベーク)」。高いクォリティを誇るこの塗装方法を、ホンダはいち早くレジェンド4doorに採用し、高い評価を得てきましたが、その技術をこの一台にも十分に生かしました。
4層塗装・4層焼き付けは、下塗り、第1中塗り、第2中塗り、上塗りと、中塗り工程を2回(ほとんどの国産車は1回)も施す入念な塗装方法です。中塗り工程は、下塗りの防錆機能と上塗りの美観機能を最大限に発揮させるための、きわめて重要な工程。そこに細心の処理を施すことで、長寿命のつややかなボディを実現しました。
フューエルキャップアダプター・ドレイン構造
フューエルアダプターに溜ったガソリンは、ドレインパイプを通ってバンパー裏側の車外に。ガソリンをボディ外板やバンパーにかからないよう、直接車外に誘導する機構です。
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