INTEGRA - 2001.07

INTEGRA FACT BOOK
INTEGRA 2001.7.2
safety/ecology

見出し

Hondaは、走りの楽しさを次代に継承するクルマを今後も開発していくために
運動性能向上のための諸性能を徹底して追求する一方で、世界最高水準の安全性能と
先進の環境性能を実現。これからの時代にふさわしい視点で、優れた高性能を追求していきます。

衝突安全の課題となる「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を高水準で両立する
Honda独自のGコントロール技術。
Hondaは衝突安全において、乗員の傷害を可能な限り軽減することを第一とした「人中心」の基準を重視。
「衝撃の吸収」が課題となる前面フルラップ衝突と、相反する「生存空間の確保」が課題となる前面 オフセット衝突の双方を高水準でクリアすることをめざし、独自のGコントロール技術で対応。
インテグラは、コンピューター解析や衝突テストにより、ショートノーズでありながら、効果 的な衝撃吸収特性やキャビンの高強度特性を高次元でバランスさせています。フロント部は、サイドフレームなど断面 の最適化とサブフレーム構造の採用により、衝突エネルギーを効果的に分散・吸収。世界最高水準の前面 フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/hに対応する新・衝突安全設計ボディを実現しています。さらに側面 衝突55km/h、後面衝突50km/hにも対応しています。
●Gコントロール技術
G-CON
インテグラの
新・衝突安全設計ボディ
新・衝突安全設計ボディ
新・衝突安全設計ボディ 新・衝突安全設計ボディ

独自の目標を設定した
クルマ相互衝突実験を実施。
事故統計の分析から、「相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面 オフセットの衝突」という独自の研究目標に従い、リアルワールドの衝突安全研究を実施。インテグラは高効率なエネルギー吸収&高強度ボディ構造により、独自の目標値をクリアしています。 クルマ相互の衝突安全実験/テストモード
衝突安全実験

万一の際の歩行者への配慮歩行者傷害軽減ボディ。
Honda先進の歩行者傷害軽減ボディを採用。傷害軽減部位を脚部にまで拡大し、ボンネットやボンネットヒンジ、ワイパー取り付け部、フェンダーに加え、バンパーにも衝撃吸収構造を採用しています。
歩行者傷害軽減ボディ
歩行者障害軽減ボディ

衝突時の乗員傷害を軽減する頭部衝撃保護インテリア。
室内のルーフサイドや各ピラー内部に衝撃吸収材を内蔵した、頭部傷害軽減構造。衝突時の乗員の頭部への衝撃を緩和します。 頭部衝撃保護インテリア
頭部衝撃保護インテリア

さらなる安心をめざす充実の安全装備。
運転席用&助手席用i -サイドエアバッグシステム※1
側面衝突時に乗員を効果的に保護するシート内蔵タイプ。側面衝突のさまざまな状況に対応します。乗員姿勢検知センサーを助手席シートに内蔵。体格や姿勢を検知してエアバッグの展開を制御します。
※1:iSにメーカーオプション
エアバッグ展開イメージ
エアバッグ展開イメージ
写真は、機能説明のため、両席エアバッグ、前席用 i-サイドエアバッグシステムともに展開した状態を再現し、合成したものです。
運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム標準装備
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト標準装備
リア3点式ELR/ALR(チャイルドシート固定機構)シートベルト標準装備
ISO FIXチャイルドシート固定専用バー標準装備 (リア左右席)
ISO FIX対応のチャイルドシートを設置する際に、シートベルトを使わずにチャイルドシート側のアタッチメントが取り付けられるアンカレッジバーをリア左右席に装備。簡単・確実にチャイルドシートを取り付けることができます。 ISO=International Organization for Standardization(国際標準化機構)
ディスチャージヘッドライト(ロービーム)
ガス放電型バルブによる高効率低消費電力を実現。配光の広がりや照射距離もアップ。夜のドライブの安心感を向上します。

全タイプ「優-低排出ガス」認定を取得。
グラフ
優ー低廃出ガス
◎「優-低排出ガス」認定車表示マーク
平成12年排出ガス規制のHC、NOxについて、規制値を50%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。
低燃費
排出ガスのクリーン化のために、DOHC i-VTECエンジンの採用、後方排気システムによって高性能触媒を早期活性化するなどにより、全タイプで平成12年排出ガス規制に適合しただけでなく、HCとNOxは規制値の50%以下まで低減しました。

走りを追求しながら低燃費も追求。
Hondaの高効率な燃焼技術を核に、i-VTEC機構のバルブ制御をはじめとするエンジン技術によって低燃費を実現。さらに、トランスミッションの伝達効率の向上や細部にわたる軽量 化などにより、iS 5MTモデルの14.8km/Lをはじめ低燃費を達成。

クルマ全体でリサイクル可能率
90%以上
※2を実現。
インテリアのインジェクション成形部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を使用。また樹脂パーツへの識別 記号の表示など、リサイクル可能率をクルマ全体で90%以上※2としました。さらに、ラジエーター・ヒーターコアをアルミ製にしブレーキパッド摩擦材をガラスセラミックにするなど、鉛レス化を推進。鉛の使用量 を96年レベルの50%以下に削減しました。
※2:Honda独自の算出基準による

インテリアのオレフィン化項目
オレフィン化
Photo:TYPE R カットボディによる撮影

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