INTEGRA FACT BOOK
INTEGRA 2001.7.2
Exciting Performance Engine
TYPE Rは、新たに出力重視のVTECを組み合わせ
排気側のバルブタイミング・リフトも制御。高回転域まで伸びのよい加速を実現。

DOHC i-VTECは、VTECによるバルブタイミング・リフト量と、VTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)によるバルブオーバーラップ/閉じ角を回転数と負荷に応じて制御する機構です。
これにより、〈1〉低域でのアイドリング安定性、〈2〉中域での燃費・低排出ガスのベストバランス、〈3〉高域での出力・トルクベストが実現するよう精細な制御を行います。
iSでは、低回転域で1バルブをほぼ休止する吸気側のVTECとVTCにより爽快な走りとともに低燃費・低排出ガス化を実現する従来のDOHC i-VTECの制御を継承。
一方、TYPE Rでは、高回転時に吸・排気バルブタイミング・リフト量を切り替えるVTECとVTCを組み合わせました。
これにより、低燃費・低排出ガス化を実現しながら、低回転域から高回転域まで小気味よく吹き上がる、スポーツテイストあふれる新しいDOHC i-VTECとしました。


TYPE RとiSのDOHC i-VTEC制御


i-VTECのシステム構成図
エンジンの主要諸元比較
  iS TYPE R
最大許容
回転数
6,800rpm 8,400rpm
最高出力
(ネット値)
118kW[160PS]
/6,500rpm
162kW[220PS]
/8,000rpm
最大トルク
(ネット値)
191N・m
[19.5kg・m]
/4,000rpm
206N・m
[21.0kg・m]
/7,000rpm
リッター当たり
出力
59kW[80PS] 81kW[110PS]
VTEC切替
回転数
2,200rpm 6,000rpm
ボア×
ストローク
86.0mm×86.0mm 86.0mm×86.0mm
排気量 1,998cm3 1,998cm3
圧縮比 9.8 11.5
スパーク
プラグ
熱価6番スタンダード 熱価7番イリジウム
スロットル
ボア径
60mm 62mm
インテーク
マニホールド
ロータリー可変
バルブ式デュアル
単管ショート式
シングル
エアインテーク径 58mm 70mm
エキゾースト
パイプ径
45mm 54mm
テールパイプ径 74mm 90mm
ネット値:
「ネット」とはエンジンを車両搭載状態とほぼ同条件で測定したものです。

高性能を追求しながら平成12年排出ガス
規制値を大幅に下回るクリーン化を実現。

従来のDOHC i-VTECシリーズ同様、TYPE R用エンジンも高度な高回転・高出力化技術を採用しながら、後方排気レイアウトによる触媒の早期活性化、高性能コンバーター等の採用により、先進のクリーン化を実現しています。

TYPE RとiSの主なクリーン化技術

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