INTEGRA - 1993.05

INTEGRA
INTEGRA
 

セーフティ



Safety
 

INTEGRAボディバック
 

ニュー・インテグラに採用した、
事故回避のための知能化技術。
そして万一の際に乗員を守る先進装備。
「走ることの楽しさも、高い安全性能を備えてこそ満喫できる」。こうした考え方に立ち、事故を未然に防ぐ「一次安全性能(アクティブ・セーフティ)」、そして万一の衝突時に対する「二次安全性能(パッシブ・セーフティ)」の両方向から安全性を追求。さまざまな安全装備を採用しました。火災など、事故の際に起こりうる二次災害に対しても配慮しています。
 
作動時のキックバックを抑えた、新しいABS(4輪アンチロックブレーキシステム)。
前輪を左右独立制御した3チャンネル方式のABS(4輪アンチロックブレーキシステム)。コンピュータ制御によって車輪のロックを防止し、すべりやすい路面状況下でも最適なブレーキコントロールを行なうとともに、ハンドリングによる回避能力を確保します。ニュー・インテグラでは、ポンプ部、ピストンなど制御油圧システムが一体となった、新設計の油圧ユニットを搭載したABSを新たに開発。制御油圧診断が可能で、信頼性をさらに向上させています。またこの新ABSでは、特に急制動時の作動の際のブレーキペダルへのキックバックを低減。やわらかなリアクションとしています。一方濡れた路面などで徐々にブレーキングを強めていった場合には、キックバックを充分感じさせるレベルとすることで、ドライバーにABS作動時であることを積極的に伝え、すべりやすい路面に対する注意を促します。また油圧ユニットのフローティングや搭載位置なども新しく設定。
作動音も低減しています。(ZXi、Si VTECにメーカーオプション)
 
TCS(トラクションコントロールシステム)/ビスカス・カップリング式LSD(リミテッドスリップデフ)
すべりやすい路面などで、発進・加速時に発生しがちな駆動輪のムダな空転を自動制御により抑えるTCS。左右駆動輪の回転差に応じてトルクを最適に配分し、路面に駆動力を効率的に伝えるLSDを採用しました。(TCS、LSDともSi VTECにメーカーオプション)

TCSやABSはあくまでもドライバーのアクセル操作やブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、TCSやABSがない車両と同様にコーナー等の手前では十分な減速が必要であり、むりな運転までは制御できません。

 

運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム

シートベルトと併用することで、万一の際に顔面への衝撃を緩和します。(運転席用は全車にメーカーオプション、助手席用はSi VTECにメーカーオプション)

SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステム〔シートベルト補助乗員保護装置〕は、あくまでもシートベルトと併用することによって大きな効果を生むシステムとして開発されたものです。したがって、その乗員保護効果は、シートベルトを正しく着用して初めて発揮されることをご理解くださるようにお願いいたします。


運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム
運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム(膨張時の写真を合成したものです)

 
さまざまな方向から考慮した安心・安全設計
衝突時の衝撃を吸収し、キャビンへの影響を抑えるクラッシャブル構造の高剛性ボディ。
ドアビームに加え、ドアパネルとの間にエネルギー吸収材を装着し、側面衝突に対応したドアライニング。
シートベルトバックルの操作が容易に行なえるフロントシート一体シートベルトアンカー。
シートベルト締め忘れ警告ブザー&警告灯(運転席)。
リア・3点式ELRシートベルト。
火災等の二次災害に対応した室内難燃材。

 

考慮した安心・安全設計説明拡大図
 

適用の詳細については巻末の装備表をご参照ください。




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