INSPIRE/SABER - 1998.10

INSPIRE/SABER
NEWインスパイヤー/NEWセイバー
プロダクション

米国を本拠地とした
グローバルな開発・生産体制を実現。

インターナショナルな視点でセダンの本質を追求したNEWインスパイア/NEWセイバーは、 世界のミッドサイズセダンが集まる米国の厳しい市場環境の中にあるホンダR&Dアメリカズで開発。 生産は、そこに隣接するホンダ・オブ・アメリカ マニュファクチャリングで行い、 「ミッドサイズ・グローバルプラットフォーム」をベースに、優れた品質と高い生産効率を追求しています。 ホンダは、世界各地に適したパッケージングを行いながら、地域や車種を超えた グローバルプラットフォーム技術により、ワールドワイドな商品の相互補完体制を実現しました。

開発・生産拠点

   開発の舞台となった
ホンダR&Dアメリカズ オハイオセンター
日本のデザイナーやエンジニアと現地スタッフによる開発チームを編成。自由なディスカッションのなかで、世界で求められるセダンの高い価値を追求していく研究を行いました。世界トップレベルの走行性能をめざした走り込みも、オハイオセンターに隣接するトランスポーテーション・リサーチセンターをはじめ、カリフォルニア・プルービングセンター、さまざまなフリーウェイを舞台とし、日本においては栃木および北海道鷹栖テストコースなどで行いました。また、ホンダR&Dアメリカズ デンバーオフィスでの高地エミッションテスト、ミネソタ州のテストコースでの寒冷地テストなど苛酷な条件での走行テストも行っております。 ホンダR&Dアメリカズ オハイオセンター

   ホンダR&Dアメリカズ オハイオセンターに隣接したテストコース
トランスポーテーション・リサーチセンター
トランスポーテーション・リサーチセンターは、ホンダがオハイオ州立大学 工学部に運営を委託している公共性のあるテストコースです。28°バンク を擁する全長7.5マイルのハイスピードコースをはじめ、ワインディング、ダートなどさまざまなコースがあります。 NEWインスパイア/NEWセイバーの開発拠点となったホンダR&Dアメリカズに隣接していることもあり、効率的なテストが行えるコースです。 トランスポーテーション・リサーチセンター

   ザイン開発の中心となった
ホンダR&Dアメリカズ ロサンゼルスセンター
イメージモックアップまでの初期段階をホンダR&Dアメリカズ ロサンゼル スセンターを中心として行ったあと、和光研究所で実現化のための細かな煮 つめを行い、最終的な仕上げを再びロサンゼルスセンターで行いました。 日米のノウハウを投入しながら、NEWインスパイア/NEWセイバーのスタ イリングを開発しました。 ホンダR&Dアメリカズ ロサンゼルスセンター

   NEWインスパイア/NEWセイバーの生産を行う
ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング
NEWインスパイア/NEWセイバーは、権威ある米国J.D.パワー&アソシエイ ツ社の1997年IQS(初期品質調査)で世界の自動車生産工場の中で、最も高品質の クルマを生産すると認定されたホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリングのメアリズビル工場で充実した品質管理のもとに生産されます。 また、エンジンは同じく高い品質管理を行う同アンナ・エンジン工場で現地生産されます。 ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング

ホンダの世界の工場で
効率的な最適パッケージングの生産を可能とした
「ミッドサイズ・グローバルプラットフォーム」


ホンダは、高度な設計技術により、ひとつのプラットフォームをもとに各国で最適なパッケージングを施すことができる「ミッドサイズ・グローバルプラットフォーム」を開発。
世界にあるホンダの生産設備を活かし、多種多様の地域ニーズに応えながら、さらにワールドワイドで高品質な商品相互補完を効率的に実現しました。
〈ミッドサイズ・グローバルプラットフォームの概念図〉
概念図


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