Inspire SABER - 1995.02

INSPIRE/SABER
Inspire SABER
SAFETY&ENVIRONMENT

万一のさいの乗員保護を最優先する、
パッシブセーフティ。
高剛性モノコックボディを基本としながら、さらにあらゆる方向からの衝撃に対する安全性の向上を図る。万一のさいの乗員保護を追求する。そんなパッシブセーフティ思想の現われが、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムをはじめ、高強度ドアビームやリア3点式ELRシートベルト、前後大型バンパーなどの数かずの安全装備です。
高強度ドアビーム

高強度ドアビーム

■運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム(全タイプにメーカーオプション)
運転席と助手席の両席にSRSエアバッグシステムを設定しました。これは、前方向からの設定値以上の衝撃をセンサーが感知してステアリング(助手席用はインパネ上部)内のエアバッグを瞬時に膨張・収縮させ、顔面への衝撃を緩和するシステムで、シートベルトの効果に加え安全確保に貢献します。
運転席用&助手席用SRSエアバッグ膨張時
カットボディによる撮影
運転席用&助手席用SRSエアバッグ膨張時の写真を合成したものです。


SRS(=Supplemental Restraint System)
シートベルトを補助する乗員保護装置SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を感知した時のみ作動します。
SRSエアバッグシステムは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として開発されたシステムです。くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。

「体感する安全」をテーマに、
安全運転へのもうひとつのアプローチ。
運転技術の向上や、そのための環境の提供といったソフト面からも安全を考える。たとえば、クルマの「知識」「取り扱い」「運転技術」「安全技術」についての正しい理解の普及活動や、小冊子による安全情報の提供。ドライビングスクールや安全運転講習、財団法人「国際交通安全学会」の運営に対する協力など。企業の責任として、信頼あるクルマづくりの一環として、積極的に取り組んでいます。

時代が求める資源の保全と有効活用、そして環境保護のために。
廃棄物のミニマム化を図り、リサイクルを積極的に推進しています。

リサイクル可能な材料に
識別表示を施すなど、
リサイクル化を促進しています。
部品のリサイクル化を図るには、材料が完全に分別されていることが必要となります。そこで、100g以上の樹脂部品はすべて、識別記号で材質を表示。リサイクルのための材料分別を容易にしました。
また、バンパーを取り外しやすい構造とし、解体作業の短縮・簡易化を図っているほか、リサイクル可能な材料の割合も高めています。

エアコン用冷媒には代替フロンを採用。
さらに生産工程でも
ノンフロン化を推進しています。
オゾン層を破壊するフロンの問題にも、いち早く対応。エアコン用冷媒に代替フロンHFC134a(R134a)を採用しています。
また、工場の生産ラインにおいても、部品洗浄のさいの特定フロンを全廃し、ウレタン発泡を水性化するなど、ノンフロン化を積極的に推進しています。


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