Inspire SABER - 1995.02

INSPIRE/SABER
Inspire SABER
INTERIOR


落ち着いた雰囲気と贅沢な質感を生んだ、
プライベートラウンジ・インテリア。

イメージ写真

余裕のパッケージングをベースに、
おおらかで華やかなテイスト、快適性、機能性を追求。
乗る人の心を豊かに満たす、
アッパー・ミディアム・クラスの、新空間です。

大人4人がゆったりとくつろげる、ゆとりの居住性を実現。人と人の気持のいい距離感にも配慮したジャストフィットパッケージ。
どのシートに座ってもリラックスできること。パッケージングに求めたものは、大人4人が余裕をもってくつろぐことのできる広さと心地よい開放感にあふれた、セダンのあたらしい居住空間です。
たとえば前席は、左右の乗員距離を充分にもたせ、ゆとりと親密感を絶妙にバランスさせるとともに、インパネ中央下部にコンソールを配置しないデザインで、足元をすっきりさせています。また前後席ともに、ヘッドクリアランスをしっかり確保。乗る人それぞれが、広さと快適さを実感できる設計としました。また前席は、ヒップポイントを高くし、見やすく運転しやすいドライビングポジションを実現。後席は、疲れにくく、より自然な着座姿勢がとれるよう、ヒップポイントを高く、トルソ角をやや起こした設定としています。しかも、ロングホイールベースを生かした設計で、膝まわりに充分なゆとりをもたせるとともに、乗降性も向上。ゲストを迎えるにふさわしい快適なリア空間をもたらしました。トランクルームも437L(VDA方式によるホンダ測定値)の大容量を確保しています。
パッケージング図(前面)
パッケージング図(前面)
パッケージング図(側面)
パッケージング図(側面)

爽快で安心感のあるドライビングをもたらす、
全方向広視界ハードトップ。
つねに快適で、安全な走りのために、視界確保には徹底してこだわりました。
4ドア・ハードトップならではのワイドなグラスエリアとスリムなピラーによる広角視界。これに加え、低いインパネ位置とそこから続くなだらかに傾斜したフロントフードや高めに設定したアイポイントが、死角の少ない前方視界を実現しています。さらに、トランクエンドの視認を可能とすることで、後退時も後方確認がしやすいよう配慮しました。
車体前後見切り図(斜線部は車体視認エリア)
車体前後見切り図(斜線部は車体視認エリア)

贅沢な雰囲気を醸しだす、木目調パネル。
キャビンにも、堂々と自らを主張する強い個性をもたせたい。インテリアデザインの大きなテーマであったのが、木目によるあたらしい豊かさの創造でした。
そのために、インストルメントパネルの前面に大型の木目調パネルを配しました。木目は水転写工法という手法により、艶のある美しい表情を忠実に再生。前席の2人が、あたかも造り込んだウッディカウンターに向かうかのような大胆なデザインと、細部にわたる入念な仕上げが、乗る人すべてを満足させるオーセンティックな雰囲気を演出しています。

インテリア・イメージスケッチ
インテリア・イメージスケッチ



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